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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

叩けば叩くほど良く鳴る法華の太鼓

2023年06月28日 | オーディオ談義

すべては「もったいない」精神から始まった。

我が家では出番がなかなか巡ってこないSPユニットがいくつかあるが、その中でも一番気になる存在なのがグッドマンのSPユニット「AXIOM150マークⅡ」(口径30cm)だ。

評判はすこぶるいいし、重量級の堂々たるマグネットが付いているし、音がメチャいいのは分かっているので何とか有効活用したい・・、ただしこれ以上図体のかさばる箱は作れないし、どうすりゃいいのさ思案橋~。

そこで思いついたのが、木製「植木鉢」の活用だ。ずっと以前に購入した「植木鉢」がまだ余っているではないか~。

活用例として「スーパー10」で味を占めているので、いわば「柳の下の二匹目のどじょう」を狙ってみた。

この木製「植木鉢」の場合、通常の平面バッフルに比べてユニットの後方から出る音(逆相の音)が前方にあまり回り込んでこない、バッフルがないので不要な反射が無い、筒形なので定在波があまり生じないところなどがメリットかなあ~。

で、御覧の通り次のような細工をやってみた。


 ユニットの4か所のネジ穴に針金を取り付けて木製の植木鉢に打ち込んだネジ(2か所)に結びつけ(ユニットを)しっかり固定。

これをSPスタンドに載せて試聴してみた。工作時間は試行錯誤があったので、左右両チャンネル合わせて半日程度かな~。



もちろん、コイルもコンデンサーも使わず「フルレンジ」で鳴らす。

当然のごとく箱に容れてないので100ヘルツ以下の低音不足は否めないので、ウェストミンスター(改)で補強する。

ちなみに「DAC」の出力については「RCA」アウトと「バランス」アウト(要「変換ケーブル」)の2系統出力で活用しており、低音だけはバランスアウト系を使って「別のプリアンプ」に接続して鳴らしている。

そして、高音域についてはそれほどの不足は感じられないが、念のため「リボンツィーター」(デッカ)で5000ヘルツ以上を緩やかにカバーしている。

リボン型の特徴なのか、フルレンジ(150マークⅡ)の高音域とあまり喧嘩しないので大いに助かる。

で、聴いてみるとひっくり返らんばかりに驚いた。「150マークⅡ」がこれほど繊細な音を出すのか・・、まったくの様変わりである。

これまでいろんな箱に容れて鳴らしてきたが、この「鳴らし方」がベストじゃないかな~、と、いつもの自画自賛が始まった(笑)。

ただし、こうなると全体的なバランスとして低音域の図太さが悪目立ちしてきたのでやや「ミスマッチ」の感あり・・、で、これまでの(低音用の)「EL34プッシュプル」アンプから「2A3シングル」アンプへと交換してやると、ようやく佇まいが良くなってきた。

最終的に「150マークⅡ」には、「WE300B」や「6AR6」などの解像力を優先した「シングル」アンプではなくて、やや太めの筆の持ち主、言い換えると少しばかりボヤっとした「プッシュプル」アンプをあてがってみたところ、両者の長所と欠点が見事に補い合ってクリーンヒットとなった。



これが「371Aプッシュプルアンプ」で、久しぶりの出番だった。

で「150マークⅡ」がこれほど良くなってくれるのであれば、同じグッドマンの「TRIAXIOM」を木製の植木鉢に容れたらどうなんだろうと、がぜん意欲が湧いてきた。

「叩けば叩くほど良く鳴る法華の太鼓」で、だんだんと調子に乗ってきましたよ~(笑)。

以下、続く。



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