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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

故障して欲しい・・、いや欲しくない・・微妙な「SPユニット」

2024年09月25日 | オーディオ談義

オーディオ愛好家にとって機器のトラブルは禁忌(きんき)である。

「ええ音やなあ・・」と、ウットリしながら聴いていると、急に音が出なくなったり、ノイズが出だしたりすると、まずは慌てる、次にガッカリする、そして、最後は該当機器に対して腹を立てるというのが我が家のパタ~ンである。

とはいえ、真空管は消耗品だし、酷使しているといつかは別れの時がやって来る・・、一応は覚悟ができている積りなのでそれほど慌てふためくことはない。

困るのはスピーカーである!

「ザザッ・・」といったノイズが出だしたりするともう大変・・、内部構造が精緻なのでまず素人の手には負えない。否応なく専門店行きとなり、同時に「渋沢栄一」(万札)さんが軽々と飛んでいく~(笑)。

したがって、いちばん故障してほしくないのは一般的に見て「スピーカー」ではないかな。

ところが・・、我が家では「なるべく故障して欲しくないけど、その反面、故障してもいいんだけどなあ・・」と、まことに微妙な立場にあるユニットがある。

それって何?



何やかやいってみても、行き着くところ我が家では堂々たる「メインスピーカー」である。

で、現在この「ウェストミンスター」(改)の中に容れているユニットは口径30cmの「スーパー12」(英国:ワーフェデール)である。

たいへんなお気に入りで、「バランスの取れた低音」「歯切れがよくて分解能に優れたスピード感」など満足のいくもので、例によって「不安症」なのでスペアを1ペア確保しているほど。

ところが、実は「スーパー12」以外にも試してみたいユニットがあるので困っているのだ~(笑)。



左からグッドマンの「AXIOM150 マークⅡ」(以下「マークⅡ」、真ん中が現在活用中の「スーパー12」、そして一番右がJBLの「D123」。

いずれも口径30cmである。ちなみに我が家では口径38cmのユニットは使わないことにしている。

その理由については、これまで何度も述べてきたし「くどい!」と言われそうなのであえて触れない、気に障る方もいるだろうしねえ(笑)。

で、実はこの一番左に位置する「マークⅡ」がハイライトなのである。

現在、まったく出番が無くて「髀肉の嘆」(ひにくのたん)をかこっているのだ。

「髀肉の嘆」→「蜀の劉備が馬に乗って戦争に赴くことのない日が続き腿(もも)の肉が肥え太ったのを嘆いた古事から、功名を立てたり力量を発揮したりする機会に恵まれない無念さをいう。(広辞苑)

ご覧の通り、我が家ではいちばん重量級の見事なマグネットの持ち主である。性能的には「スーパー12」よりも上ではないかと秘かに睨んでいる~。

同じ英国勢とはいえ、ブランド的にも、音楽性からいっても明らかに「ワーフェデール」よりも「グッドマン」の方が一枚上ですからね。

(むろん、タンノイなんか軽く凌駕するというと外野席からすぐに叱声が飛んできそう・・、多勢に無勢なのでカッコ書き~)

ぜひ、「マークⅡ」をウェストミンスターに容れて聴いてみたい潜在的な欲望がずっと続いているというわけです。

ただし、「スーパー12」もなかなか故障が来ないのが良くもあり悪くもあり~。

ほら、子供が親に「新しい自転車が欲しい」と、おねだりすると「ダメダメ、今乗っているのが壊れたら買ってあげる」という問答に等しい(笑)。

それに、ユニットを入れ代える手間も想像するだけでウンザリする面がある。

たとえば、スピーカーの後ろ側に回り込むためにスペースを確保する必要があり、重さ「100kg」を軽く超える図体を右に左に競って動かす、裏蓋のネジを18個取り外す、補助バッフルに取り付けたユニットをとりかえる、そして最後に本体に「4個のネジ」で取り付ける・・、中腰のままの作業なので腰に負担がかかること必定である。

そして、左右両チャンネルの作業になるので、同じことを2回繰り返す破目になる。

したがって、これらを考え合わせると、故障してもいいけどなるべく故障して欲しくないという微妙な心理状態になるというわけ。

ただし、このまま交換しないで終りを迎えるのも少し「淋しいなあ・・」というのが正直なところです・・、この気持ちお分かりただけるかな~(笑)。



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