「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「エース」で「4番バッター」が不在のオーディオ

2023年08月21日 | オーディオ談義

何度も書くようで恐縮だが、我が家のオーディオはつくづく「もったいない精神」で成り立っていると思う。

というのも・・、

過去に購入した機器にはそれぞれに独自の思い入れが有るし、さらには未練がましく「鳴らさないまま遊ばせておくのは実にもったいない・・」と、夜ごと「うなされる」ほど責め苛(さいな)まれるのだ(笑)。

たとえば、ごく最近の例を挙げると・・。



新規に購入した「口径25cm」のウーファー(低音専用ユニット)を生かすために、泣く泣く「175ドライバー」(JBL)を外して、デッカの「リボンツィーター」を据え付けた。

これはこれで満足なのだが、行き場のなくなった「175」を何とか活用できないものだろうか・・、弦楽器はともかく、管楽器やボーカルの再生にはもってこいの代物なんだけどなあ~。

で、活路を求めた結果こういうことに~。



音声信号に対するレスポンスが早い口径20cmのユニットと「175」の組み合わせは、きっとうまくいくはずだとにらんだが、やっぱり~。

まあ、自己満足に過ぎないのだが・・(笑)。

これで一躍、我が家の「レギュラーメンバー」入りが決定~。



ちなみに現在の「レギュラー」をこうしてズラリと一堂に会してみた。

今のところ5系統あるが、それぞれ捨てがたい味があって墓場まで持っていきたいものばかり(笑)。

左から順に「ユニット名」と「持ち味」を紹介すると、

1 「TRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)

クラシックをいかにも音楽として聴かせてくれる存在。「同軸型」ということもあってか、ハーモニーに破綻が無く音楽ソースに対する「当たりはずれ」は、これが一番少ない。

ただし、惜しむらくはスケール感がイマイチでもう少し大きな箱に容れるともっとよく鳴ってくれそうな気がする。

まあ、イメージとして打順でいえば3番で、守備では捕手ですかね。

2 「口径25cmウーファー+デッカのリボンツィーター」

クラシックからジャズまで何でもござれで、かなり周波数レンジが広い。いかにも80点主義の秀才を思わせるけど、少し器用貧乏というところかな。打順は2番で、守備はサード。

3 AXIOM80(オリジナル版)

やや神経質なのでゆったり聞き流すのにはどうも・・。ただし、このユニットの可能性から考えると、まだ十分鳴らし切っていない憾みが残る。せいぜい70%ぐらいだろう。

しかし、どこからどう手を付けるか・・。バッフルをもっと薄い板にしたり、大きな箱に容れるのも手だが我が家ではスペースが足りない・・。打順は5番で守備は一塁手といったところかな。

4 「PL100」(モニターオーディオ:英国)

ほかのスピーカーたちはすべて「素人に少し毛の生えた程度」の自分の手垢にまみれているが(笑)、これだけは純粋にメーカーのオリジナルそのものである。いわば、孤高の存在。

さすがに、いっさい破綻を見せない鳴りっぷりだが、安心感とは裏腹に「大化け」する可能性も少なく「ワクワク度」の魅力が少し足りない気がする。打順は5番で守備は二塁手。

5 「口径20cmウーファー+175ドライバー」

小気味よく弾んでくる音楽ソースに相性抜群で、この分野ではまさに独壇場。俊足で軽快な動きとくれば打順は一番、守備は遊撃手。

ちなみに、バックにそびえる「ウェストミンスター」(改)は、100ヘルツ以下を受け持つ「サブウーファー」専用。いわば、控えの捕手みたいな存在~。

というわけで、お気付きのように「これは」という「柱」になる「エース」で、「4番バッター」が不在の状況です。

我が家ではオーディオに「絶対」とか「万能」とかいう言葉の辞書はないので、どうやらこのまま終焉を迎えそうな気がする。

これもまた良き哉~(笑)。



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