「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

七転び八起きのオーディオ・スタイル

2019年10月24日 | オーディオ談義

「七転び八起き」という言葉がある。

ご存知の方も多いと思うが、広辞苑によると「度重なる失敗にも屈せず奮起することのたとえ。また人生の浮き沈みが甚だしいことのたとえ」とある。

我が「オーディオ人生」もまったくそのとおり(笑)。

この50年ほどを振り返ってみると失敗の繰り返しばかりだが、そのたびに不要な機器が出てくるのも実に困ったこと。

再度オークションに出品して処理する破目になるのだが、これまで購入した経費以上で落札された試しはほとんどない。

そういう機器の中で代表格なのが4か月前に購入したスコーカーの「EAS-12PM10」(ナショナル)だ。スコーカーというのは中音域専用のSPユニットのこと。

    

基本仕様によると、口径10センチで能率100db以上、200ヘルツから6000ヘルツまで再生可能の優れものだが、ウェストミンスター用に購入してみたものの他のユニットとの繋がりがうまくいかずあえなく惨敗。

さあ、どう処分しようかと、この4か月余り思案投げ首だったが、ふと名案(?)が浮かんだ。

現在、予備役編入中のユニットばかり使って「3ウェイ」用に仕立て上げたらどうかな。

ただし、我が家では「フルレンジ方式」がベストで、ワンランク落としてもせいぜい「2ウェイ方式」までなら許せるというのがポリシーだが、な~に「君子は豹変する」(易経)ものなのだ(笑)。

使用する道具の見立てはこうだ。

ウーファー(~500ヘルツ)JBLの「D123」(口径30センチ)

スコーカー(500~4000ヘルツ) 前述のスコーカー

ツィーター(4000ヘルツ~) ワーフェデールの「スーパー3」

いずれもコーン型ユニットなので、もしうまく繋がってくれれば弦の響きに絶大の威力を発揮してひときわ艶やかに鳴ってくれそうだ。

ちなみに、この中でカギを握るのがツィーターだが「スーパー3」(ワーフェデール)がこの画像。

   

強力なアルニコマグネット型だから悪い音の出ようはずがないと思うのだが、こういうものを遊ばせておくのはもったいないと思ったのも3ウェイへの動機の一つ。   

肝心のネットワークはパイオニア製の「2ウェイ・3ウェイ兼用」のもので間に合わせよう。(クロスオーバーが500ヘルツと4000ヘルツ)

そして、完成後の姿がこれ。

   

さあ、にわか作りの「3ウェイシステム」の音出しだ。オーディオ愛好家にとってはワクワク、ドキドキの最も楽しい瞬間だ。

ちなみに、DAコンバーターは「エルガー プラス」(dCS)、プリアンプ抜きの直結でパワーアンプは「300Bシングル」(銅板シャーシ)だ。

耳を澄ませて聴いてみると・・・!

後は読者のご想像にお任せするとしよう。

そして、我が家のオーディオのご意見番として鬼よりも怖い存在(?)ともいえる「Y」さんがお見えになったのが3日後の22日(火)のことだった。

さあ、たいへん~(笑)。

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