「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「生きた情報」を得るために必要なものとは

2019年07月20日 | 独り言

「オークションで落札してほしい品物があるんですけどいいですか」と、いつものオーディオ仲間からの連絡があった。

「ハイ、お安い御用ですよ」

お目当ての品物は”またか”と言っては叱られるが(笑)、やっぱり電源コードだった。

   

純銀線の2mの電源コードがこれ。

送金後すぐに我が家に到着したので、仲間に連絡すると「今から取りに行きます」

今回は、拝見したところ25歳前後の息子さんと一緒のご来訪だった。いやあ、どうもはじめまして~。

詳しくお話を伺ってみると、現在はお父さんが運営する法人に勤めておられるが学生時代(東京)はギターに熱中してバンドまで結成されていた由。

今でも熱心にギターを続けておられるとのことで「朝の湿度の具合で音が変化するのがわかります」

お父さんはフルートの名手だし、まさに音楽一家ですね。

ギターがお好きならと「木村好夫のギターを聴いてみましょうか」と、さっそく選曲。スピーカーは「トライアクショム」(グッドマン)。

   

こういうアコースティック系の楽器となると「AXIOM80」の独壇場だが、あいにく休養中なので仕方がない。

聴いていただいた結果はといえば、さしたる感想を述べられなかったがどうにか合格点だったかな?(笑)。

若い方の耳は高音域の音が良く聴きとれるので絶好の機会かもしれないと、出力管の聴き比べをしたくなった。

   

このところハマっている「PX25シングル」アンプのドーム管とナス管の聴き比べである。

その結果はといえば、「ドーム管はレンジが広いけどやや薄味気味ですが、その一方、ナス管はレンジはやや狭いけどリッチな音のような気がしました」

ウ~ン、なるほど。一理ありますな!(笑)

お客様がお見えになると何かと参考になってありがたい。

そして、19日(金)は福岡在住のMさんが奥様の病院(別府市内)の定期検診のついでにと我が家にお見えになった。

国内外の高名なオーディオ愛好家と交流があり、誇り高きMさんはいつも辛口である。この日も耳が痛い話が盛沢山だった(笑)。そのうちの一つがこれ。

「ネットでオーディオ情報を公開している程度の交流では(レベルアップするのに)物足りないですね。本格的な愛好家になると貴重な情報をネットに流すことはまずありません。もっと視野を広げてネット以外の交流の範囲を広げた方がいいんじゃないですか」という趣旨だった。

大先輩に対して「いやあ、ごもっともです。」としか言いようがなかったが(笑)、「本当の生きたオーディオ情報はネット程度では得られない」という言葉は至言かもですね。

人間はとかく楽をしたがる動物だと思うが、本当にためになる情報を得ようと思ったら「血(お金)と汗(努力)と涙(失敗体験)が必要です」と言ったら「上から目線」の物言いになるかなあ。

ただし、このブログのハイレベルな読者におかれましては「そんなことはとっくの昔に知ってるよ」だと思いますがね(笑)。


さて、この日は「ワルキューレ」(ワーグナー)をウェストミンスター(改)で聴いていただいた。

    

「3年前に聴いたときよりもずっとバランスが良くなっている。オペラは低音域の支えがないと聴けない音楽だけど、なかなかいい線を行っているよ。タンノイの箱はやはり独特の響きを出すなあ・・・」

およそ2時間ほどで辞去されたが、数多くの場数を踏んだメチャ辛口の方からこれほど褒めていただくと「自信」が「確信」に変わろうというものです(笑)。

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