「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

魅惑の「オーディオ実験」~新しいネットワーク~

2018年12月17日 | オーディオ談義

つい先日のブログにも記載したように、若い頃からどちらかといえば「得意科目=長所」をさらに伸ばすというよりも「不得意科目=弱点」の方が気になって何とかカバーしようとするタイプであることを自認している。

言い換えると、「嵩(かさ)にかかって攻め切れない」タイプともいえるし、「大勝もできなければ大敗もできない」タイプといえるかもしれない。まあ、小心翼々とした平々凡々の人間ということですな(笑)。

そこでオーディオの話に移ろう。

我が家のオーディオシステムで気になっている弱点部分といえば自他ともに認めるのが「ネットワーク」だろう。

現用中のものは画像のとおり国産のテクニクス製とパイオニア製。

         

そのうち、もっといい物に取り代えようと日頃からオークションで虎視眈々と狙っていたところ、たまたま目に入ったのがJBLの「LX-80」だった。

「ボリューム」部分と「コイルなどの主要部品」が別建てになっていて大いに食指をそそられた。画像を引用させてもらおう。

    

さっそく「LX-80」の諸元をググってみると、幸いにも「オーディオの足跡」にきちんと仕様が書かれていた。

2ウェイ、8Ω対応、クロスオーバー800へルツ(-12db/oct)、高耐圧ノンポーラコンデンサー、低損失オリエントコア採用のコイルの優れたパーツ類を採用、1976年発売、定価130,000円(ペア)

周知のとおりネットワークの生命線はボリューム、コンデンサー、コイルにどれだけ質のいいものを使っているかに尽きるが、これはなかなか「いい線」をいっているようだ。

しかも、たかがネットワークごときでお値段(定価)が13万円(ペア)も張るとはおそらく最高級品に属するのではあるまいか。

スタート価格は「999」円だが、はたしてどのくらいまで入札価格が上がっていくのか「見もの」だったが、どうも気配(?)からすると伸び悩みの傾向にあるようで、これはもしかして「ビンボー人」にもチャンスが巡ってくるかもしれないと途中から淡い期待を抱くようになった。

その背景として考えたのは、今どきスピーカーをコツコツと弄り回す人間はメチャ少ないだろうし、そういう人たち以外にとってはまさに「猫に小判」だろうから。

そして、予想どおり最後は信じられないほどの安値で無事落札できた!ああ、よかった(笑)。

さあ、実際にゲットしたとなると、にわかに忙しくなった。

現用中のクロスオーバー(以下、クロス)は1200ヘルツなので「テクニクスのドライバー+ホルン」で対応可能だったが、これがクロス800ヘルツとなると持ちこたえられるかどうか不安がよぎる。

このあたりの重要な周波数帯で400ヘルツの差は無視できないので、800ヘルツ以上を分担できそうな機器をいろいろ動員してみることにした。

オーディオは選択肢が多ければ多いほど質的に向上するのはマニアならご承知のはず。

しかし、これはオーディオに限らず人生の分岐点だって同じですよね。

たとえば、受験の際の学校の選択、卒業後の就職先の選択、そして伴侶の選択だってそう。ほんとに身につまされますなあ(笑)。

話を戻して、とりあえず次のとおり3種類準備してみた。

   

左からJBLの「175」ドライバー、「テクニクスのドライバー+ホルン」、そして真打の「AXIOM80」(ウッドホーン付き:復刻版)

とりあえずこれらを我が家の「三種の神器(じんぎ)」と名付けさせてもらおう(笑)。

こうして受け入れ準備が整ったところで、タイミングよく待望のネットワークが届いた。とても丁寧な梱包で出品者は中古専門の「STORE」さんだった。

玄関先で品物を受け取った途端にズシリとした重さを感じた。オーディオ機器の目方と音質は正比例することが多いが、ネットワークごときでこの重さだからこれはずいぶん期待が持てそうだ。

   

はたしてノイズなしにきちんと音が出てくれるかどうか、それをクリヤした後での「三種の神器」の激戦の行く末はどうなるのか、ハラハラ ドキドキ ワクワク~(笑)。

大乱闘の模様は次回以降で詳述しよう~。


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