「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

パソコン・オーディオへ飛躍的前進!

2018年12月29日 | オーディオ談義

いよいよ年も押し迫って残すところ、本日(29日)を入れてわずかに3日あまり。

このタイミングで実に大きな収穫があったので記録しておこう。

もちろんオーディオの話だが(笑)、このほどかねてからの宿願だった「パソコン・オーディオへ飛躍的な前進」が成し遂げられたのである。

今頃になってやっと「パソコン・オーディオ」かと笑われそうだが、高齢者にとってパソコン操作は大いなる鬼門である。そりゃあ、ブログぐらいなら何とかなるが、細かい作業ともなると途端にお手上げだ。

それでも、曲がりなりにもコツコツと前進はしてきたつもり。

たとえば「パソコン・オーディオへ一歩前進」(2018.11.5)、次いで「パソコン・オーディオへ2歩前進」(11.19)といった具合。

しかし、情けないことに「・・へ2歩前進」からもう1か月以上も経っている。遅々として進まず、「このままではいっこうに埒(らち)が明かない」とばかりに、ことここに至ってようやく決心がついた。

一口にパソコン・オーディオといっても、自分の狙いはただ一つ「あらゆる音楽ソースをハイサンプリングの192Khzで再生すること」だが、古典管ばかりでなくパソコンにもメチャ詳しい「北国の真空管博士」にとうとう泣きついた。

「いっそのことオーディオ専用のパソコンを購入していただいて使いやすいように設定してくれませんか?手持ちのDAコンバーター(フェーズメーションHD-7A192)も送りますがいかがでしょうか?」

「はい、いいですよ。扱い慣れてますので富士通のパソコンがいいでしょう。程度のいいものをオークションで落とします。おそらく192Khz再生が出来ると思います。DAコンバーター側の設定も必要ですから一緒に送ってください。」

そして、待つことわずか1週間あまり。博士から吉報が入った。

「極上のパソコンが手に入りましたので専用ソフトをインストールしたところ192Khz再生が巧くいきました。ソフトの方はフーバー2000とソニー(日本語)の両者です。

出力はすべて192Khzにしておきます。CDが1500枚入っているSSDメモリの方もソニーのソフトで192khzにより再生できます。

それからフーバー2000を通じてインターネットラジオの中で最高の音質といわれるリン(イギリス)のクラシック番組とジャズ番組も192Khzで聴けるようにしておきました。」と、まさに至れり尽くせり(笑)。

そして、この25日(火)に待望のパソコンとDAコンバーターが到着。

さっそく結線して両者をスイッチオン。真っ先に期待のインターネットラジオを聴こうとしたものの音が出ない。アレ~ッ(笑)。

さっそく、博士に連絡して携帯で直接お聞きしながらのパソコン操作となった。

かなり複雑で自分一人では絶対に無理だった。最後のクリックでどうにか完了して音出しすると、やっとスピーカーから音が出てきた。

感激~!!

下記の画像はDAコンバーターのもので黄色のスポットが「USB」の選択、青色のスポットが「192Khz」再生が巧くいっている証拠。

   

次いで、これがパソコン側での画像で「フーバー2000」を開くと次の画面が出てくる。

  

やはり「リン」の音は素晴らしかった。インストールしていただいた他のラジオも聴いてみたが「音の粒子」が粗い感じで到底「リン」には及ばすといった印象を受けた。流石は「LINN」(イギリス)!!

それにしても最新のデジタルの音を80年ほど前の古典管を使ったアンプで鳴らす対比というか組み合わせの妙味には唸らされる。

デジタル系の音は周知のとおり、総じて響きが少なくパサパサして乾燥気味なので、そのあたりの弱点を倍音成分が豊かな良質の真空管アンプで補ってやるというのは実に理に適っていると思う。

これに関連して、ずっと以前にたいへんなクラシック通の方からメールをいただいたことを思い出した。

趣旨は「あなたはハイレゾの音をまだ聴いてませんね。無知であることは幸せです。」というものだったが、その方の使用中のアンプといえばあのラックスの安物のTRアンプだったのでガッカリしてしまった。

もし真空管アンプを使用されていたら、おそらくその方の「耳」を信用していたことだろうが、一般的にパソコンの音とTRアンプの組み合わせでは「オーディオ離れ」も頷けるといったら言い過ぎかな(笑)。

それはともかく、クラシックにチャンネルを合わせていたところ27日(木)の午後12:55分にいきなり「交響曲39番の第二楽章」(モーツァルト)が鳴りだした。

モーツァルトの交響曲の中では第39番が一番好きなのでついウットリ聞き惚れた。続いて第三楽章もと期待したがすぐに別の曲に移った。どうやら通しでは聴けないようで残念。結局CDを購入してもらうための紹介番組ということだろう。

そりゃそうですよね、通しで聴かせるとCDが売れなくなるんだから~(笑)。

そこで博士に「モーツァルトの専門チャンネルがあればフーバー2000に取り込んでもらえると最高なんですが。機会がありましたらよろしくお願いします。」

すると2時間ほどしてご連絡があり「専門チャンネルがうまく取り込めましたよ。今からパソコン操作を言いますので実行なさってください。」

小躍りしながら、実におぼつかない手つきで「複雑怪奇」(?)な操作をすること5分余り、ようやく取り込み成功。

モーツァルトの自然で流麗な音楽には断片的にどこを切り取っても「らしさ」があってすぐにわかる。それに生涯にわたって600曲以上作曲しているので私たちがまだ知らない曲目が山ほどあるはずで、そういう発掘の観点からも、インターネットラジオはもってこいかもしれない。

さっそく本日(29日)の午前7時半のこと、ブログ作成中に素晴らしい旋律が聴こえてきたのでパソコンの画面で曲目を確認したら「ハフナー・セレナーデ」(Kv250)だった。これは手持ちのCD盤にはないので大収穫。

だがしかし、音質の面では・・・。

我が家の場合ではCDトラポとDAコンバーターで「16ビット → 20ビット」「44.1Khz → 176.2Khz」のアップ・サンプリングで聴くときの情報量を100点とすると、パソコンによる192Khz再生は95点ぐらいで少し劣る。

こればかりはそもそも圧縮した音源がもとになっているので仕方がないが、鑑賞するに値する十分な音質だとは自信を持って言える。それに「費用 対 効果」が抜群なのが素晴らしい。


今年のお正月はひたすら「モーツァルト浸り」になりそうだ。

それにしても北国の方角には足を向けて寝られないなあ(笑)。

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