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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

夏が来れば小型スピーカー

2016年06月03日 | オーディオ談義

20世紀日本を代表する作曲家の一人「中田喜直」(なかだ よしただ)の作品に「夏の思い出」という唱歌がある。

「♪ 夏が来~れば 思い出す~ はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空 ♪」 

そう、歌詞を聞くと「小学校の音楽の時間に習った歌だ」と、思い出す方がきっと多いことだろう。

梅雨入りも目前に迫った今日この頃、いよいよ夏の到来も間近となった。アメリカのNASAの予報によると今年の夏は過去にない空前の猛暑になるというから覚悟しておかねばなるまい。

さて、タイトルにあるように、なぜ「夏が来れば小型スピーカー」なのか。

まず夏の時期は早朝から窓を開け放す家が多い。もしかして一日中エアコンを入れっぱなしという方もいるかもしれないが、それは健康上あまりよろしくない。

窓を開け放すと、隣近所に迷惑なので大きな音で音楽を聴くわけにはいかない。それに大型システムをボリュームを絞って聴いても効率が悪くてショボイ音になってしまうのがせいぜいだ。

その点、小型スピーカーは小音量に向いていてどこまでも音像をシャープに保ってくれる。

というわけで「夏が来れば小型スピーカー」の出番が多くなるというわけ(笑)。しかも小型といっても我が家の場合は極端でたかだか口径10センチのコーン型フルレンジユニットが好みだ。

             

いつぞやのブログにも記載したとおり、オークションでみかけたがとても薄い形状なのが気に入った。いかにも空気を楽に前後に押し出せそう、つまり音声信号への応答性が早そうなユニットなので即落札したが、それが去る5月2日のこと。

それから今日まで1か月あまり、今では我が家のメインシステムとして堂々と活躍中である。

最初のうちはそれほどでもなかったが、「叩けば叩くほど音がよくなる法華の太鼓」のように、聴けば聴くほどに魅了されすっかり惚れ込んでしまった。

小型フルレンジ特有のメリットが充分発揮されていて、何よりも音像のフォーカスがシャープだし音色もすこぶるいい。さすがはフィリップス。人の声が中心のテレビの音を聴くのならこれに優るユニットはないほどで、時間的にも一番長く活用しており、たいへんなお買い得だった。

プリアンプは真空管式(出力管はE80CC)、パワーアンプは「71Aシングル」で駆動しているが、聴いているうちにいつものように段々と欲が出てきてしまった。

現在、このユニットを後面開放の非常にショボイ自作の箱に容れて聴いているのだが、「この程度の箱でこんなにいい音が出るのなら、本格的な箱に容れてやるともっと良くなることだろう。」

それに、もうじき本格的な夏が来て、出番が益々増えてくることだし~。

            

オークションで目を付けたのがこの箱だ。肝心のお値段の方もユニット開口部の穴開けとSPターミナルの加工賃を入れても、先日購入したウォーキングシューズに届かないのだからうれしくなる~(笑)。

商品説明にはこうあった。

「12ミリラワン合板(一部シナ合板)+0.6ミリ桜突き板仕様、側板18ミリ集成材使用のスピーカーボックス。接着剤はタイトボンド使用。補強はそれぞれ異部材(ヒノキ、パイン)の角を落とし定材波が発生しないよう施しています。オイルフィニッシュ(天然ラベンダーオイル)で、半艶の落ち着いた仕上がりです。

寸法は298(高)×180(幅)×207(奥行:ターミナル含まず) ポートの共鳴周波数は60ヘルツ。 独立式バナナプラグ対応スピーカー端子は、OFC配線圧着と音響用ハンダ固定を施して+1000円、穴あけ加工は+750円になります。(いずれも一つの価格です。ステレオ:ペアだと二倍になります) 」

このエンクロージャーがいよいよ今日(3日)到着する。

はたして吉と出るか、凶と出るか、お楽しみ~(笑)。


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