早いもので母(94歳)が亡くなってからもう2年になる。
しばらく前から段取りを進めていた3回忌の法事をこの21日(土)に行った。子どもが4人(自分は末っ子)で、孫が9人。福岡や神戸から親戚中が寄り集まって滞りなく済んだが、お天気にも恵まれて快晴の中で“お墓参り”ができてよかった。
「生きている人間が、亡くなった人にしてあげられることはただ一つ、それは思い出してあげることしかない」と、村上春樹さんが何かの本に書いてたが、この2年間、1日たりとて母のことを思い出さなかった日はない。
亡くなった年齢に不足はないけれど、もっともっと長生きしてほしかった。親は子どもにとっては永遠の存在なのである。
今回の法事で帰省した娘が言うのには「家族3人が元気で長生きすることが、思い出とともに“おばあちゃん”も一緒に生きることだから、お互いに健康には気をつけようね。」
その娘だが、ようやく新しい「iphone」が購入できるようになったと喜んでいる。
現在、某通信系グループの会社に勤めているが、これまではアップル社との契約をしていなかったため仕方なく別の機種(富士通のアンドロイド)を使わざるを得なかった。いわば愛社精神に基づく道義上の問題というわけである。
たとえていえばニッサンの社員が日常的にトヨタのクルマを乗り回すわけにはいかないようなものだが、スマホなんてどこの製品も似たようなものだと思うが、娘に言わせるとやはり「iphone」が一番扱いやすいという。音楽好きなので「ipod」が内蔵されているのもメリットの一つ。
周知のとおり新しい「iphone」の発売日は20日(金)だった。19日の夜に帰り着いた娘がクルマの中で「お父さん、明日の9時半頃でいいから市内のドコモショップに乗せて行ってくれない」
都会では待ちに待った「iphone」ファンたちによって長蛇の列ができるはずだから、スマホとは縁遠い年寄りたちが多く住む地方の田舎でちゃっかり新しい「iphone」をゲットしようという目論見である。そんなにうまく問屋が卸すかな(笑)。
当日、ドコモショップに到着したのは9時40分頃だった。駐車場はすでに車が満杯だったが幸いなことに外での行列は皆無。この分ではうまくいくかもしれないと、とりあえず娘だけを降ろして「用事が済んだらお父さんの携帯に電話してくれ」と我が家へ一目散。
それから1時間ほど経っただろうか、「お父さん、迎えに来て~」。
「どうだった?」
「さすがに店内は満員状態で立錐の余地なしで女性がすごく多かった。結局、手に入らずに予約だけ済ませてきた。希望の機種は5Sで色がシャンペンゴールドなんだけど、ブラック仕様しかないのよね。入荷の見込みがまったく立たないみたいで、入ったときに再度連絡がある予定。仕方がないから、その時はもう一度帰省して受け取ることにするわ。」
「アップルもおかしなことをするなあ。最初からもったいぶらずにブラックだけではなくいろんな色を準備しておけばいいものを」
「顧客をじらして、ブランドイメージを高める作戦かもね」
ところで、「iphone」騒動が一段落したところで、ここ3日ほど娘と続けている午後のウォーキングの最中に娘が言うのには「お父さん、また定位置に返り咲いたみたいね」
ん?
ああ~、ブログ・ランキングのことかい。ときどき妙なことが起きて、どうもおかしいんだよなあ・・・・。