「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

三つ子の魂百までも

2013年04月23日 | 独り言

4月21日(日)の午後は年に一度の自治会の総会開催日。町内には10組まであって1組がそれぞれ15戸前後ある。

会計役を4年間やって、引き続き監査役を仰せつかっているので、総会には絶対に出席して「監査報告」をしなければならない。1時間ほどで滞りなく終了したが、各組長の交替とともに規約改正があって役員を含めて監査役の報酬も雀の涙ほどだが引き上げられた。

うれしい!

さて、その日の夕食が済んで音楽を聴きながら“くつろいで”いたところ、玄関のチャイムがピンポ~ン。

何事かと玄関に出てみたところ、新しく我が組の組長さんになられた方がご夫婦で年間の会費(5000円)の徴収に回られていた。昨年の春に新築して引っ越しされてきたばかりの方である。

順番でいけば別のお宅が組長さんの番だが、早く町内に親しんでもらおうという親心(?)から、あえて本年度の組長に指名されたいきさつがある。ご夫婦とも学校の先生と伺っている。

「いやあ、はじめまして、どうかよろしく~。お~い、会費の徴収にお見えになったぞ」とカミさんに声をかけて引っ込もうとしたところ、奥方様の方が目(耳)敏く音楽に気付かれて「何だかとても澄んだ音が出ていますねえ。こんなに清々しい音は初めて聴きました。」

「主人がとても音楽が好きでオーディオに非常に凝っているんですよ。よろしかったら、ちょっとご覧になりませんか」と、うちのカミさん。

近年、亭主の趣味に多少なりとも理解を示しだしたのは非常にいい傾向である。と、いうか、お金がないので大物を購入できず、目立たない小物ばかりを購入しているので気が付かないまま自然と覚えがめでたくなったのだろう(笑)。

入室禁止というわけにもいかず、「散らかしてますが、どうぞ、どうぞ、ご遠慮なく入ってください。」と、“しどけない”身なりの自分。とにかく早寝なので、半分寝間着姿である。

「わぁー、凄い!」。

という声を背に「オーディオに凝って、もう40年以上になりますかねえ。」と、受け取り様によっては自慢とも嘆きともつかない言葉が思わず出た。

「私、音楽教師をしています。歌唱の指導をしていますがこのCD持ってますよ。」と、奥方様。

「えっ、そうですか!私もこのCDは大好きです。近いうちに町内の方々に呼びかけて音楽鑑賞会を目論む予定にしていますから、そのときはどうか気軽に参加なさってください。」

           

このCDは凄く評判がいい。オーディオ仲間のMさん(奈良)も、このブログの記事を見てさっそく購入され愛聴盤にされている由。娘(福岡在住)からも今回のゴールデンウィークの帰省に合わせて「是非、聴かせて」とラブコールを受けている。

「三つ子の魂百までも」で、音楽好きの方は小・中学校時代の音楽の時間に教え込まれた「日本歌曲」に情操を育まれたという人は結構多いのではあるまいか。

日頃、意識しないまでも実際に聴いてみると、教室などで合唱した当時の懐かしい思い出がきっと呼び起されるはず。

ず~っと昔の郷愁に浸りつつ、おそらくその後の社会の荒波など予想だにしないウブで純真な心をわずかでもきっと取り戻すに違いない。

日本人なら、そうこなくっちゃあ!

「日本歌曲なんて時代遅れ」「米良美一はどうもチャラチャラしていて」という風評にもめげず、これから機会あるごとにこのCDをじゃんじゃん広めようと決意した。

 


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