「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

釣り紀行♯31~帰る間際になって入れ喰いに~

2008年08月03日 | 釣り紀行

「外に出ると死にますよ」との仰天会話が飛び交うほどの猛暑が続く中、めげずに常に汐の状況と天気(夕立の心配)をチェックして釣行のチャンスをうかがっている奇特な人間が九州の片田舎にいる。

そして、7月31日(木)は大潮の最初の日で干潮が12時前後と絶好の釣り日。

釣果(魚の食い気)と
「潮の満ち引き」がきわめて高い相関関係にあるのは周知のとおり。

自分の場合、ネットで「海釣り総合サイト釣りの窓口」の潮汐表(図形表示)で該当地点を表示させて必ず事前にチェック。

これまでの必勝パターンとして「引き潮(下げ)7分目 → 干潮 → 満ち込み(上げ)3分目」の時間帯に合わせて釣ってまず外れたことがない。ワン・パターンで進歩がないなどと言われるかもしれないが、どうせ行くのなら釣果があったほうがいいのでこのセオリーはまず崩さないようにしている。

このパターンでは引き潮がダメなときには、満込みの潮が狙えるのが利点。いわば両にらみというわけ。

この日は10時ごろから15時ぐらいが理想的な時間帯となる。いつもの釣り場に到着したのは丁度10時ごろだったが、さすがにこの猛暑日は来る途中の半島一帯の釣り場に釣り人の影は一人も見えなかった。

もちろん、この一級ポイントにも釣り人ゼロでしかもここ数日マキエを撒いた痕跡が皆目うかがえないので場荒れしていないのがプラスポイント。しかも微風があって結構気持ちよく、日差しの割には体感上はそれほど暑さを感じなかった。それでも飲み水は常時欠かせないところ。

10時30分頃から釣り開始となったが、はじめのうちマキエを撒いても魚の動きが鈍くまるで食欲がなさそうでコレはだめとすぐ予想がついた。今日の引き潮はよろしくない。たまに釣れるのも俗に言う「木葉グロ」でほとんどが手の平未満のリリースサイズばかり。

それかといって、全然釣れないときはこんなサイズでもキープしておかないと今晩の酒の肴に困るのでちょっと大きめサイズを選り分けてクーラーに放り込んだ。

「早く満ちこみの潮にならないかなあ~」と気長に待つ中、ウキ下50cm程度を漂うエサにクロとは違う形の影が食いついた。最初は「ウマズラ」かと思ったが何だか締め込みが結構きつい。逃がすものかと本気になって竿先を高く上げて引き寄せたところ何と小ぶりのチヌ(黒鯛)だった。

                 
   チヌ(黒鯛)              630g               釣り場(左端) 

クロならいざ知らず、チヌが表層まで浮いてくるのはホントに珍しい。時刻にして丁度12時半前後で最干潮から満ち込みに変わるあたりの出来事だった。

この暑い最中(さなか)に釣りに行ってめぼしい釣果がないときに家人から何を言われるかおよそ想像がつくが、チヌが釣れたので「よしコレで胸を張って帰れる」と急に気分的に楽になった。

不思議なものでコレを契機にぼちぼちとクロの食い気が立ってきた。とはいっても、せいぜい大きくても300g程度で今日はホントに型が小さい。

そのうち段々とマキエが残り少なくなってきた。何せエサ取りの数が半端ではないのでマキエを当初から撒き散らしたのが原因。結局前半のツケが後半に回ってきた勘定。

一方でクロの食い気が増してきて動きが早くなりマキエを撒くポイントに殺到しだした。惜しいことに帰る間際になって入れ喰い状態になってしまった。最後にはバッカン(マキエ用のボックス)についたマキエのカスや投げそこなったマキエさえも拾い集める始末。

納竿は14時40分でこういうことなら、時間を遅らせて12時前後から釣っていれば大漁は間違いなかったはずで、結果論だが
盛夏のときは引き潮よりも満ち込みにかけたほうがいいのかもしれないと思った。

次回はそうしてみるつもり。

なお、今回はツケエ(オキアミ)をミリン(調理用)に浸しておくと魚の食いが良くなるとの情報を得てやってみたがあまり効果の程は感じられなかった。もっとも、たったの1時間程度浸しただけだったが、一晩中浸しておけば効果があるのかもしれない。


と   き        2008年7月31日(木)  海上微風

と こ ろ        Y半島K地区神社横空き地

釣り時間        10時30分~14時40分

汐            大潮(干潮12時前後)

マキエ          オキアミ(中粒)1角、ジャンボ2角、パン粉1kg、チヌパワー

ツケエ          オキアミ(中粒)

釣  果         チヌ(黒鯛)1匹(630g)、クロ40匹(300gが10匹前後)


 


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