8日(金)に釣行を予定していたのだが、あいにくの雨天。残念なことこの上ないがしばらく乾燥したお天気が続いていたので農作物や植木にとっては待望の雨となったことだろう。
自分を中心に「お天とうさん」は回っていないんだから、むしろ自然の恵みを感謝しなければならないのかもしれない。
やむなく1日ずらして9日(土)の釣行となった。土曜、日曜は釣り人が多くて釣り場が込むので、これまでできるだけ避けてきたが、夏の真っ盛りなのでそれほど多くはあるまいという淡い期待が伴うところ。とにかくフカセ釣りは両脇に人がいるとうまくいかない。
潮の状況もあまりよくない(小潮)なのになぜわざわざ土曜日の釣行かと問われれば、丁度この日がお盆休みを利用して1週間の長期休暇で一人娘が大阪から帰ってくる日。
都会では食べる機会が少ないだろう生きのいい魚を腹いっぱい食べさせてやりたいというせめてもの親心がなせる釣行というわけ。
したがって今回は型狙いというよりも釣果確実という無難の選択で、いつもの釣り場の現地(Y半島F波止)に着いたのが8時30分。
期待どおり土曜日というのに釣り人は皆無だった。こういう猛暑に釣りに行くお馬鹿さんというのは結局自分くらいのものだろう。
小潮なので潮の落差が少なく時間帯が限定されないのがいいところでもあり悪いところでもある。いわば攻めるポイントがない相手をむやみやたらに小さなパンチを浴びせる感じ。
竿出ししたのが9時頃からだったが案の定、食いがいまいちで、手の平サイズ未満のリリース・サイズがほとんどで、どうにもらちがあかない。
2時間ほど釣ってまだ時間も早いことだしといさぎよく場所替え。Y半島の奥深く分け入ってK地区の防波堤に行ってみたところここにも誰も人がいない。早速、ベストポイントに釣り座を構えて釣り始めたところ、これが小アジの大群が湧き出てまったく釣りにならない。
1時間ほどねばったが、たまにサバの15cmクラスがかかる程度でどうしようもなく、これなら元の場所がいいとまた逆戻り。
ここでも相変わらず型が小さくほとんどリリースばかりで5匹に1匹程度取り込む感じだった。「やっぱり小潮のときは釣れない」と再認識した。
15時頃にマキエが無くなったので納竿。釣果はクロの330gがたったの2匹で後の28匹は手の平未満に等しいサイズだった。今年になって最悪の釣果。
疲れ切って自宅に到着したのが16時10分だったが、娘に会うなり「ワー、臭い、近寄らないで」と拒絶反応!
大量に掻いた汗と魚の臭い、それにマキエの匂いが染み付いて発酵状態になっている模様。早速、風呂に飛び込まされた。こういうときにいつでも入れる温泉はやっぱりありがたい。
と き 2008年8月9日(土)、海上微風で過ごしやすかった
と こ ろ Y半島F波止~K地区防波堤~F波止
釣り時間 F波止 9時~11時
K地区防波堤 12時~13時
F波止 14時~15時
潮 小潮
釣 果 クロ30匹(うち330g2匹)、サバ(15cmクラス)10匹