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北海道新聞2024年4月17日 10:06
ウポポイで行われた月初めの祈りであるチュプカムイノミの様子=2023年7月1日
昔も今もたくさんの地域で行われるカムイノミ（神への祈り）は、地域や家庭によってさまざまで、新築時の祈り、冠婚葬祭の祈り、動物の魂をカムイ（神）の世界に送るための祈りなど、たくさんの祈りがあります。
ウポポイでは月初めの祈りであるチュプカムイノミのほか、4月と11月にコタンノミを行っています。
チュプカムイノミは昔から行われているものではなく、来場するお客さまと職員の安全を祈願するために、さらにはアイヌ文化の復興・復元、今後の発展を意識して行っています。
実際に、チュプカムイノミに参加したお客さまからは「男性が一斉に祈ると、一気にその場の空気が重々しくなり、アイヌ文化に触れていることが実感できる」という意見を聞きます。
コタンノミは、自然の恵みが豊かであるように、そしてコタン（村）の皆が健康に暮らせるように、コタンやチセ（家）のカムイに祈るものです。ウポポイで行うコタンノミではウポポイの繁栄と、お客さまと職員の安全を祈願しています。コタンノミは公開していません。
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チュプカムイノミの会場は伝統的コタンのポロチセで、5月は3日に、6月は1日に行います。＜文・八幡一巌=文化振興部伝承課課長補佐、押野朱美=文化振興部伝承課課長補佐＞
◆「チュプカムイノミ」のプは小さい字
