北海道新聞 05/23 05:00
「夢の杜ファーム」(釧路市)は6月から、今年栽培を始めた夏イチゴ「ゆめいちご」の出荷を本格的に始める。鮮やかな赤い実とすっきりした甘さが特徴で、同社は「阿寒をイチゴの産地として育てたい」と意気込む。
夢の杜ファームは建設資材卸の長江建材(同市)の子会社。阿寒町の所有地の活用策を探り、安定需要が見込めるイチゴに着目。釧路はイチゴ栽培に適した冷涼な気候で、高速道路や空港が近く出荷に便利なことから、事業に乗り出した。
同社は栽培品種「赤い妖精」を「ゆめいちご」の名前で売る。ビニールハウス内では大きく鮮やかな実をつけ、初収穫した先週は数キロだった収穫量が、22日には20キロに増えた。
8千株を植えたプランターには、土より養分の吸収効率が良い繊維「ロックウール」を採用。室温や給水、肥料はコンピューター制御で省力化し、少人数で高品質のイチゴを生産する。
阿寒産をPRするため、同社はロゴやパッケージデザインを市在住のボールペン画家原田カーナさんに頼んだ。キャラクターは笑顔のイチゴで、パックを包むフィルムに雄阿寒岳など地元の名所をちりばめた。パックを詰める段ボールは、アイヌ文様の活用を監修する阿寒アイヌコンサルンなどがデザインを手掛けた。
夢の杜ファームは6月から市内のケーキ店などに出荷する予定だ。長江文男社長(80)は「甘く大きなイチゴができ、店の反応もいい。他の農家とも連携し、阿寒をイチゴの産地に育てたい」と話している。
一般向けには中園町の飲食店「ぱらだいすかふぇ」で、22日から数量限定で販売を始めた。200グラムパックで550円。要予約。問い合わせは同店(電)0154・32・2040へ。(光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/423467
「夢の杜ファーム」(釧路市)は6月から、今年栽培を始めた夏イチゴ「ゆめいちご」の出荷を本格的に始める。鮮やかな赤い実とすっきりした甘さが特徴で、同社は「阿寒をイチゴの産地として育てたい」と意気込む。
夢の杜ファームは建設資材卸の長江建材(同市)の子会社。阿寒町の所有地の活用策を探り、安定需要が見込めるイチゴに着目。釧路はイチゴ栽培に適した冷涼な気候で、高速道路や空港が近く出荷に便利なことから、事業に乗り出した。
同社は栽培品種「赤い妖精」を「ゆめいちご」の名前で売る。ビニールハウス内では大きく鮮やかな実をつけ、初収穫した先週は数キロだった収穫量が、22日には20キロに増えた。
8千株を植えたプランターには、土より養分の吸収効率が良い繊維「ロックウール」を採用。室温や給水、肥料はコンピューター制御で省力化し、少人数で高品質のイチゴを生産する。
阿寒産をPRするため、同社はロゴやパッケージデザインを市在住のボールペン画家原田カーナさんに頼んだ。キャラクターは笑顔のイチゴで、パックを包むフィルムに雄阿寒岳など地元の名所をちりばめた。パックを詰める段ボールは、アイヌ文様の活用を監修する阿寒アイヌコンサルンなどがデザインを手掛けた。
夢の杜ファームは6月から市内のケーキ店などに出荷する予定だ。長江文男社長(80)は「甘く大きなイチゴができ、店の反応もいい。他の農家とも連携し、阿寒をイチゴの産地に育てたい」と話している。
一般向けには中園町の飲食店「ぱらだいすかふぇ」で、22日から数量限定で販売を始めた。200グラムパックで550円。要予約。問い合わせは同店(電)0154・32・2040へ。(光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/423467