列王紀下 11:1-3
さてアハジヤの母アタリヤはその子の死んだのを見て、立って王の一族をことごとく滅ぼしたが、 ヨラム王の娘で、アハジヤの姉妹であるエホシバはアハジヤの子ヨアシを、殺されようとしている王の子たちのうちから盗み取り、彼とそのうばとを寝室に入れて、アタリヤに隠したので、彼はついに殺されなかった。 ヨアシはうばと共に六年の間、主の宮に隠れていたが、その間アタリヤが国を治めた。
エヒウの反乱によって殺害されたユダの王アハジヤの母アタリヤは、イスラエル王国最悪の王アハブの娘でした。彼女は我が子が殺害されたと知ると、王位継承権のある者を皆殺しにし、自らが女帝となってユダの政治を牛耳りました。このアタリヤは、イスラエル史上最悪の王妃イゼベルの娘です。神を神とも思わぬ罪深い母親から生まれた者は、このような恐ろしい罪を平気で犯す罪深い者となってしまいます。しかしそんな中でも神はダビデを憐れんで、アハブとイゼベルの血筋を受け継いでいない幼子ヨアシを奇跡的に救い、ダビデの子孫を絶やしませんでした。人の罪はいかに深くとも、神の愛と憐れみは罪を覆う素晴らしい恵みです。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.1-3.ja1955
*****
列王紀下 11:4-12
第七年になってエホヤダは人をつかわして、カリびとと近衛兵との大将たちを招きよせ、主の宮にいる自分のもとにこさせ、彼らと契約を結び、主の宮で彼らに誓いをさせて王の子を見せ、 命じて言った、「あなたがたのする事はこれです、すなわち、安息日に非番となって王の家を守るあなたがたの三分の一は、 宮殿を守らなければならない。（他の三分の一はスルの門におり、三分の一は近衛兵のうしろの門におる）。 すべて安息日に当番で主の宮を守るあなたがたの二つの部隊は、 おのおのの武器を手に取って王のまわりに立たなければならない。すべて列に近よる者は殺されなければならない。あなたがたは王が出る時にも、はいる時にも王と共にいなければならない」。 そこでその大将たちは祭司エホヤダがすべて命じたとおりにおこなった。すなわち彼らはおのおの安息日に非番となる者と、安息日に当番となる者とを率いて祭司エホヤダのもとにきたので、 祭司は主の宮にあるダビデ王のやりと盾を大将たちに渡した。 近衛兵はおのおの手に武器をとって主の宮の南側から北側まで、祭壇と宮を取り巻いて立った。 そこでエホヤダは王の子をつれ出して冠をいただかせ、律法の書を渡し、彼を王と宣言して油を注いだので、人々は手を打って「王万歳」と言った。
王子ヨアシを主の宮で隠し育てた祭司エホヤダは、７歳になるまで成長するのを待って、ついに行動を起こします。王の近衛兵を主の宮に呼び寄せて王子ヨアシを見せ、主の宮にダビデが奉献した聖なる盾と槍を彼らに与えて守備を固めながら、ヨアシに油を注ぎ、律法の書を渡して戴冠式を行い、正式に王位を継承させました。聖なる武具をとって王の周りを守った兵たちは、手を打ち鳴らし、王万歳と叫んで、ヨアシこそ正当なユダ王国の王であることを知らしめました。私たちもまた主イエスこそ神の御子、永遠の救い主、まことの王であられると声高らかに叫んで、この世に神の国の到来を告げ知らせる者とならせていただきたいと願います。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.4-12.ja1955
*****
列王紀下 11:13-21
アタリヤは近衛兵と民の声を聞いて、主の宮に入り、民のところへ行って、 見ると、王は慣例にしたがって柱のかたわらに立ち、王のかたわらには大将たちとラッパ手たちが立ち、また国の民は皆喜んでラッパを吹いていたので、アタリヤはその衣を裂いて、「反逆です、反逆です」と叫んだ。 その時祭司エホヤダは軍勢を指揮していた大将たちに命じて、「彼女を列の間をとおって出て行かせ、彼女に従う者をつるぎをもって殺しなさい」と言った。これは祭司がさきに「彼女を主の宮で殺してはならない」と言ったからである。 そこで彼らは彼女を捕え、王の家の馬道へ連れて行ったが、彼女はついにそこで殺された。 かくてエホヤダは主と王および民との間に、皆主の民となるという契約を立てさせ、また王と民との間にもそれを立てさせた。 そこで国の民は皆バアルの宮に行って、これをこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マッタンをその祭壇の前で殺した。そして祭司は主の宮に管理人を置いた。 次いでエホヤダは大将たちと、カリびとと、近衛兵と国のすべての民を率いて、主の宮から王を導き下り、近衛兵の門の道から王の家に入り、王の位に座せしめた。 こうして国の民は皆喜び、町はアタリヤが王の家でつるぎをもって殺されてのち、おだやかになった。 ヨアシは位についた時七歳であった。
王万歳と叫ぶ近衛兵と民たちの声を聞いたアタリヤが主の宮に入って見ると、ヨアシが正当な手順を踏んでユダの王に就任した場面を目の当たりにして、これは謀反だと叫びましたが、祭司エホヤダは彼女を主の宮から連れ出すように命じ、王の家の前でアタリヤを処刑しました。更に王とユダの民たちに、これからは主の民となるのだという新しい契約を結ばせ、バアルの宮と偶像を破壊し、バアルの祭司たちを殺害して、アタリヤがユダの国に持ち込んだ偶像礼拝を徹底的に排除しました。民はこれを喜んで行ったとありますから、アタリヤがいかにひどい恐怖政治を布いていたかがわかります。神をも恐れぬ罪深い者が王となると、国勢は腐り、人々は苦しめられます。私たちは国の政治のためにも心を配り、この世に神の御心に適う良き政治が行われるようにと祈り、また行動を起こす必要があります。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.13-21.ja1955
さてアハジヤの母アタリヤはその子の死んだのを見て、立って王の一族をことごとく滅ぼしたが、 ヨラム王の娘で、アハジヤの姉妹であるエホシバはアハジヤの子ヨアシを、殺されようとしている王の子たちのうちから盗み取り、彼とそのうばとを寝室に入れて、アタリヤに隠したので、彼はついに殺されなかった。 ヨアシはうばと共に六年の間、主の宮に隠れていたが、その間アタリヤが国を治めた。
エヒウの反乱によって殺害されたユダの王アハジヤの母アタリヤは、イスラエル王国最悪の王アハブの娘でした。彼女は我が子が殺害されたと知ると、王位継承権のある者を皆殺しにし、自らが女帝となってユダの政治を牛耳りました。このアタリヤは、イスラエル史上最悪の王妃イゼベルの娘です。神を神とも思わぬ罪深い母親から生まれた者は、このような恐ろしい罪を平気で犯す罪深い者となってしまいます。しかしそんな中でも神はダビデを憐れんで、アハブとイゼベルの血筋を受け継いでいない幼子ヨアシを奇跡的に救い、ダビデの子孫を絶やしませんでした。人の罪はいかに深くとも、神の愛と憐れみは罪を覆う素晴らしい恵みです。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.1-3.ja1955
*****
列王紀下 11:4-12
第七年になってエホヤダは人をつかわして、カリびとと近衛兵との大将たちを招きよせ、主の宮にいる自分のもとにこさせ、彼らと契約を結び、主の宮で彼らに誓いをさせて王の子を見せ、 命じて言った、「あなたがたのする事はこれです、すなわち、安息日に非番となって王の家を守るあなたがたの三分の一は、 宮殿を守らなければならない。（他の三分の一はスルの門におり、三分の一は近衛兵のうしろの門におる）。 すべて安息日に当番で主の宮を守るあなたがたの二つの部隊は、 おのおのの武器を手に取って王のまわりに立たなければならない。すべて列に近よる者は殺されなければならない。あなたがたは王が出る時にも、はいる時にも王と共にいなければならない」。 そこでその大将たちは祭司エホヤダがすべて命じたとおりにおこなった。すなわち彼らはおのおの安息日に非番となる者と、安息日に当番となる者とを率いて祭司エホヤダのもとにきたので、 祭司は主の宮にあるダビデ王のやりと盾を大将たちに渡した。 近衛兵はおのおの手に武器をとって主の宮の南側から北側まで、祭壇と宮を取り巻いて立った。 そこでエホヤダは王の子をつれ出して冠をいただかせ、律法の書を渡し、彼を王と宣言して油を注いだので、人々は手を打って「王万歳」と言った。
王子ヨアシを主の宮で隠し育てた祭司エホヤダは、７歳になるまで成長するのを待って、ついに行動を起こします。王の近衛兵を主の宮に呼び寄せて王子ヨアシを見せ、主の宮にダビデが奉献した聖なる盾と槍を彼らに与えて守備を固めながら、ヨアシに油を注ぎ、律法の書を渡して戴冠式を行い、正式に王位を継承させました。聖なる武具をとって王の周りを守った兵たちは、手を打ち鳴らし、王万歳と叫んで、ヨアシこそ正当なユダ王国の王であることを知らしめました。私たちもまた主イエスこそ神の御子、永遠の救い主、まことの王であられると声高らかに叫んで、この世に神の国の到来を告げ知らせる者とならせていただきたいと願います。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.4-12.ja1955
*****
列王紀下 11:13-21
アタリヤは近衛兵と民の声を聞いて、主の宮に入り、民のところへ行って、 見ると、王は慣例にしたがって柱のかたわらに立ち、王のかたわらには大将たちとラッパ手たちが立ち、また国の民は皆喜んでラッパを吹いていたので、アタリヤはその衣を裂いて、「反逆です、反逆です」と叫んだ。 その時祭司エホヤダは軍勢を指揮していた大将たちに命じて、「彼女を列の間をとおって出て行かせ、彼女に従う者をつるぎをもって殺しなさい」と言った。これは祭司がさきに「彼女を主の宮で殺してはならない」と言ったからである。 そこで彼らは彼女を捕え、王の家の馬道へ連れて行ったが、彼女はついにそこで殺された。 かくてエホヤダは主と王および民との間に、皆主の民となるという契約を立てさせ、また王と民との間にもそれを立てさせた。 そこで国の民は皆バアルの宮に行って、これをこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マッタンをその祭壇の前で殺した。そして祭司は主の宮に管理人を置いた。 次いでエホヤダは大将たちと、カリびとと、近衛兵と国のすべての民を率いて、主の宮から王を導き下り、近衛兵の門の道から王の家に入り、王の位に座せしめた。 こうして国の民は皆喜び、町はアタリヤが王の家でつるぎをもって殺されてのち、おだやかになった。 ヨアシは位についた時七歳であった。
王万歳と叫ぶ近衛兵と民たちの声を聞いたアタリヤが主の宮に入って見ると、ヨアシが正当な手順を踏んでユダの王に就任した場面を目の当たりにして、これは謀反だと叫びましたが、祭司エホヤダは彼女を主の宮から連れ出すように命じ、王の家の前でアタリヤを処刑しました。更に王とユダの民たちに、これからは主の民となるのだという新しい契約を結ばせ、バアルの宮と偶像を破壊し、バアルの祭司たちを殺害して、アタリヤがユダの国に持ち込んだ偶像礼拝を徹底的に排除しました。民はこれを喜んで行ったとありますから、アタリヤがいかにひどい恐怖政治を布いていたかがわかります。神をも恐れぬ罪深い者が王となると、国勢は腐り、人々は苦しめられます。私たちは国の政治のためにも心を配り、この世に神の御心に適う良き政治が行われるようにと祈り、また行動を起こす必要があります。
https://www.bible.com/bible/81/2ki.11.13-21.ja1955
