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【COGHCC聖書通読】 2020/05/08

2020-05-08 17:20:00 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀下 17:1-8

ユダの王アハズの第十二年にエラの子ホセアが王となり、サマリヤで九年の間、イスラエルを治めた。 彼は主の目の前に悪を行ったが、彼以前のイスラエルの王たちのようではなかった。 アッスリヤの王シャルマネセルが攻め上ったので、ホセアは彼に隷属して、みつぎを納めたが、 アッスリヤの王はホセアがついに自分にそむいたのを知った。それはホセアが使者をエジプトの王ソにつかわし、また年々納めていたみつぎを、アッスリヤの王に納めなかったからである。そこでアッスリヤの王は彼を監禁し、獄屋につないだ。 そしてアッスリヤの王は攻め上って国中を侵し、サマリヤに上ってきて三年の間、これを攻め囲んだ。 ホセアの第九年になって、アッスリヤの王はついにサマリヤを取り、イスラエルの人々をアッスリヤに捕えていって、ハラと、ゴザンの川ハボルのほとりと、メデアの町々においた。 この事が起ったのは、イスラエルの人々が、自分たちをエジプトの地から導き上って、エジプトの王パロの手をのがれさせられたその神、主にむかって罪を犯し、他の神々を敬い、 主がイスラエルの人々の前から追い払われた異邦人のならわしに従って歩み、またイスラエルの王たちが定めたならわしに従って歩んだからである。

いよいよ北イスラエル王国最後の王となったエラの子ホセアの治世になりました。彼は当初はアッスリヤに屈して貢ぎ物を納めましたが、途中からエジプトに鞍替えして貢ぎ物を収めなくなったため、アッスリヤの王はホセアを捕らえて監禁し、首都サマリヤを3年間攻め囲んで陥落させ、北イスラエル王国の住民をアッスリヤに強制移住させました。こうして紀元前722年、北イスラエル王国はついに滅亡し、その民、すなわちルベン、ガド、マナセ、ダン、アセル、ナフタリ、ゼブルン、イッサカル、エフライム、シメオンの10部族はアッスリヤの捕囚となり、イスラエルの系図を保つことができなくなりました。聖書はその原因を、イスラエルの人々が自分たちをエジプトから導き上った主を捨て、他の神々を拝み、主がイスラエルの前から追い払われた先住民たちの忌まわしい慣習を行い、また北イスラエル王国を建国したヤラベアム1世が定めた金の子牛を拝む偶像礼拝をやめなかったためであると結論づけています。まことの神、主に仕えず、偶像の神々に寄り頼む者の行く末は、滅びを免れることはできません。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.17.1-8.ja1955

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列王紀下 17:9-23

イスラエルの人々はその神、主にむかって正しからぬ事をひそかに行い、見張台から堅固な町に至るまで、すべての町々に高き所を建て、 またすべての高い丘の上、すべての青木の下に石の柱とアシラ像を立て、 主が彼らの前から捕え移された異邦人がしたように、すべての高き所で香をたき、悪事を行って、主を怒らせた。 また主が彼らに「あなたがたはこの事をしてはならない」と言われたのに偶像に仕えた。 主はすべての預言者、すべての先見者によってイスラエルとユダを戒め、「翻って、あなたがたの悪い道を離れ、わたしがあなたがたの先祖たちに命じ、またわたしのしもべである預言者たちによってあなたがたに伝えたすべての律法のとおりに、わたしの戒めと定めとを守れ」と仰せられたが、 彼らは聞きいれず、彼らの先祖たちがその神、主を信じないで、強情であったように、彼らは強情であった。 そして彼らは主の定めを捨て、主が彼らの先祖たちと結ばれた契約を破り、また彼らに与えられた警告を軽んじ、かつむなしい偶像に従ってむなしくなり、また周囲の異邦人に従った。これは主が、彼らのようにおこなってはならないと彼らに命じられたものである。 彼らはその神、主のすべての戒めを捨て、自分のために二つの子牛の像を鋳て造り、またアシラ像を造り、天の万象を拝み、かつバアルに仕え、 またそのむすこ、娘を火に焼いてささげ物とし、占いおよびまじないをなし、主の目の前に悪をおこなうことに身をゆだねて、主を怒らせた。 それゆえ、主は大いにイスラエルを怒り、彼らをみ前から除かれたので、ユダの部族のほか残った者はなかった。 ところがユダもまたその神、主の戒めを守らず、イスラエルが定めたならわしに歩んだので、 主はイスラエルの子孫をことごとく捨て、彼らを苦しめ、彼らを略奪者の手にわたして、ついに彼らをみ前から打ちすてられた。 主はイスラエルをダビデの家から裂き離されたので、イスラエルはネバテの子ヤラベアムを王としたが、ヤラベアムはイスラエルに、主に従うことをやめさせ、大きな罪を犯させた。 イスラエルの人々がヤラベアムのおこなったすべての罪をおこない続けて、それを離れなかったので、 ついに主はそのしもべである預言者たちによって言われたように、イスラエルをみ前から除き去られた。こうしてイスラエルは自分の国からアッスリヤに移されて今日に至っている。

聖書は更に、北イスラエル王国が滅亡する原因となった忌まわしい偶像礼拝について、詳細に書き残しています。そして主はいきなりイスラエルを滅ぼされたのではなく、何人もの預言者たちを送って罪から離れるようにと再三警告したにもかかわらず、イスラエルの人々は直ちに滅ぼされなかったことで自分の置かれた状況を甘く見て、悔い改めることをしなかったため、結果として国家滅亡の憂き目に遭い、祖国から引き離され、見ず知らずの地に強制連行されてしまったのです。神が直ちに滅ぼされなかったのは、自ら悔い改めてほしいと願われる神の大いなる憐れみの故であり、罪を見逃しているのではありません。神の御言葉、警告を軽んじてはなりません。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.17.9-23.ja1955

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列王紀下 17:24-34

かくてアッスリヤの王はバビロン、クタ、アワ、ハマテおよびセパルワイムから人々をつれてきて、これをイスラエルの人々の代りにサマリヤの町々におらせたので、その人々はサマリヤを領有して、その町々に住んだ。 彼らがそこに住み始めた時、主を敬うことをしなかったので、主は彼らのうちにししを送り、ししは彼らのうちの数人を殺した。 そこで人々はアッスリヤの王に告げて言った、「あなたが移してサマリヤの町々におらせられたあの国々の民は、その地の神のおきてを知らないゆえに、その神は彼らのうちにししを送り、ししは彼らを殺した。これは彼らが、その地の神のおきてを知らないためです」。 アッスリヤの王は命じて言った、「あなたがたがあそこから移した祭司のひとりをあそこへ連れて行きなさい。彼をあそこへやって住まわせ、その国の神のおきてをその人々に教えさせなさい」。 そこでサマリヤから移された祭司のひとりが来てベテルに住み、どのように主を敬うべきかを彼らに教えた。 しかしその民はおのおの自分の神々を造って、それをサマリヤびとが造った高き所の家に安置した。民は皆住んでいる町々でそのようにおこなった。 すなわちバビロンの人々はスコテ・ベノテを造り、クタの人々はネルガルを造り、ハマテの人々はアシマを造り、 アワの人々はニブハズとタルタクを造り、セパルワイムびとはその子を火に焼いて、セパルワイムの神アデランメレクおよびアナンメレクにささげた。 彼はまた主を敬い、自分たちのうちから一般の民を立てて高き所の祭司としたので、その人々は高き所の家で勤めをした。 このように彼らは主を敬ったが、また彼らが出てきた国々のならわしにしたがって、自分たちの神々にも仕えた。 今日に至るまで彼らは先のならわしにしたがっておこなっている。彼らは主を敬わず、また主がイスラエルと名づけられたヤコブの子孫に命じられた定めにも、おきてにも、律法にも、戒めにも従わない。

北イスラエル王国の住民たちをハラン、ゴサン、メディアといったチグリス、ユーフラテス川流域に強制移住させたアッスリヤの王は、替わりにバビロン、クタ、アワ、ハマテ、セパルワイムの住民たちをイスラエルに移住させました。しかし主は彼らが主を敬うことをしなかったため、獅子を送って何人かをかみ殺させました。すると人々は、この地の神、主を敬う方法を教えてほしいとアッスリヤの王に直訴したため、王はイスラエル人の中から一人の祭司をサマリヤに連れ戻して、アッスリヤからイスラエルに強制移住させられた人々に主を敬うことを教えるようにと命じました。このようにしてイスラエルの地に住んだ人々は、この祭司から神を礼拝する方法を教えてもらいましたが、同時に彼らは自分たちの祖国の神々を拝むこともやめなかったため、まことの神であられる主と、偶像の神々と、両方を拝むようになりました。すなわち主への礼拝は形式的なものにとどまり、心は主から遠く離れて、今まで通り偶像の神々を拝んでいたのです。これが後の時代にサマリヤ人と呼ばれた国民の由来です。この不誠実な信仰の故に、ユダの人々はサマリヤ人を忌み嫌い、見下し、敵対視するようになったのです。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.17.24-34.ja1955

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列王紀下 17:35-41

主はかつて彼らと契約を結び、彼らに命じて言われた、「あなたがたは他の神々を敬ってはならない。また彼らを拝み、彼らに仕え、彼らに犠牲をささげてはならない。 ただ大きな力と伸べた腕とをもって、あなたがたをエジプトの地から導き上った主をのみ敬い、これを拝み、これに犠牲をささげなければならない。 またあなたがたのために書きしるされた定めと、おきてと、律法と、戒めとを、慎んで常に守らなければならない。他の神々を敬ってはならない。 わたしがあなたがたと結んだ契約を忘れてはならない。また他の神々を敬ってはならない。 ただあなたがたの神、主を敬わなければならない。主はあなたがたをそのすべての敵の手から救い出されるであろう」。 しかし彼らは聞きいれず、かえって先のならわしにしたがっておこなった。 このように、これらの民は主を敬い、またその刻んだ像にも仕えたが、その子たちも、孫たちも同様であって、彼らはその先祖がおこなったように今日までおこなっている。

最後にこの章の締めくくりとして、サマリヤ人の信仰について総括しています。繰り返しになりますが、まことの神、主は唯一の神であられますが、彼らは主を拝むと同時に他の国々の神々も拝む、二重信仰を行っていました。あたかも日本人が神社にもお寺にも参拝し、家には神棚と仏壇が一緒にあるのと同じです。このことは八百万の神々がいるとされる日本において、全き信仰を貫くことの難しさを警告しています。私たちも神様を信じていると言いながら、神以外のものに心を奪われ、形式的に礼拝しているだけになってしまっては、サマリヤ人と何ら変わりありませんから注意が必要です。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.17.35-41.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/08

2020-05-08 05:40:40 | 今日の聖句
エゼキエル書 36:26 新共同訳

わたしはお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く。わたしはお前たちの体から石の心を取り除き、肉の心を与える。

たとい石の如く固い不信仰な心を持っていても、主が新しい霊の心を授けてくださるならば、私たちは変わることができます。神に背を向ける頑なな心を取り除き、柔軟で懐の広い心の持ち主に造り替えていただき、神の御心に適う者となる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/ezk.36.26.新共同訳
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