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【COGHCC聖書通読】 2020/05/16

2020-05-16 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀下 25:1-7

そこでゼデキヤの治世の第九年の十月十日に、バビロンの王ネブカデネザルはもろもろの軍勢を率い、エルサレムにきて、これにむかって陣を張り、周囲にとりでを築いてこれを攻めた。 こうして町は囲まれて、ゼデキヤ王の第十一年にまで及んだが、 その四月九日になって、町のうちにききんが激しくなり、その地の民に食物がなくなった。 町の一角がついに破れたので、王はすべての兵士とともに、王の園のかたわらにある二つの城壁のあいだの門の道から夜のうちに逃げ出して、カルデヤびとが町を囲んでいる間に、アラバの方へ落ち延びた。 しかしカルデヤびとの軍勢は王を追い、エリコの平地で彼に追いついた。彼の軍勢はみな彼を離れて散り去ったので、 カルデヤびとは王を捕え、彼をリブラにいるバビロンの王のもとへ引いていって彼の罪を定め、 ゼデキヤの子たちをゼデキヤの目の前で殺し、ゼデキヤの目をえぐり、足かせをかけてバビロンへ連れて行った。

既に落ち目になっていたエジプトに頼りバビロンに背いたゼデキヤに、バビロンの王ネブカデネザルは全軍を率いてユダの首都エルサレムを包囲しました。一年半にわたって籠城したエルサレム市内では備蓄の食糧が尽き、飢饉が激しくなって、歴代志の記述によると母親が自分の子を食べるというほどまでに追いつめられてしまいました。ゼデキヤ王は民を捨て、先に破壊された城壁からヨルダン川を渡ろうとして夜の内に逃亡を図りましたが、追走するバビロン軍にエリコで捕らえられ、軍勢にも見放されてバビロン王の元に連行されました。反逆者に対して厳しく残忍なバビロンは、ゼデキヤの目の前でその子たちを虐殺し、最後はゼデキヤの目をくり抜いてバビロンに捕囚となりました。生前最後に見た光景が愛するわが子たちの無惨に殺されてゆく姿とは、死ぬまで苦痛と悲しみを記憶にとどめさせるためでした。このように実に悲惨な最期を遂げさせることとなった理由は、バビロンに降伏すればさいわいを得るとの主の御言葉に最後まで逆らい、エジプトの傀儡政権だったにもかかわらずユダの国王としての権威を捨てることのできなかったゼデキヤの罪の故です。ためです。この世の権威も栄華も神の御前には取るに足らないことを覚え、己を捨て、心を頑なにるすることなく、主の御言葉に聞き従うことこそが、まことのさいわいを得る秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.25.1-7.ja1955

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列王紀下 25:8-21

バビロンの王ネブカデネザルの第十九年の五月七日に、バビロンの王の臣、侍衛の長ネブザラダンがエルサレムにきて、 主の宮と王の家とエルサレムのすべての家を焼いた。すなわち火をもってすべての大きな家を焼いた。 また侍衛の長と共にいたカルデヤびとのすべての軍勢はエルサレムの周囲の城壁を破壊した。 そして侍衛の長ネブザラダンは、町に残された民およびバビロン王に降服した者と残りの群衆を捕え移した。 ただし侍衛の長はその地の貧しい者を残して、ぶどうを作る者とし、農夫とした。 カルデヤびとはまた主の宮の青銅の柱と、主の宮の洗盤の台と、青銅の海を砕いて、その青銅をバビロンに運び、 またつぼと、十能と、心切りばさみと、香を盛る皿およびすべて神殿の務に用いる青銅の器、 また心取り皿と鉢を取り去った。侍衛の長はまた金で作った物と銀で作った物を取り去った。 ソロモンが主の宮のために造った二つの柱と、一つの海と洗盤の台など、これらのもろもろの器の青銅の重さは量ることができなかった。 一つの柱の高さは十八キュビトで、その上に青銅の柱頭があり、柱頭の高さは三キュビトで、柱頭の周囲に網細工とざくろがあって、みな青銅であった。他の柱もその網細工もこれと同じであった。 侍衛の長は祭司長セラヤと次席の祭司ゼパニヤと三人の門を守る者を捕え、 また兵士をつかさどるひとりの役人と、王の前にはべる者のうち、町で見つかった者五人と、その地の民を募った軍勢の長の書記官と、町で見つかったその地の民六十人を町から捕え去った。 侍衛の長ネブザラダンは彼らを捕えて、リブラにいるバビロンの王のもとへ連れて行ったので、 バビロンの王はハマテの地のリブラで彼らを撃ち殺した。このようにしてユダはその地から捕え移された。

ゼデキヤ王の子たちが惨殺されたことをもって、ダビデ王朝直系の子孫は断絶しました。バビロン王ネブカデネザルは更に侍衛長ネブザラダンをエルサレムに遣わし、主の宮と王の家、そして市街を火で焼き、城壁を徹底的に破壊して、要塞都市としての機能をすべて失わせました。既に金銀と宝物はすべてバビロンに持ち去られた後でしたから、残っていたものはソロモンが神殿のために作ったおびただしい量の青銅の器でしたが、それらをすべて取り壊し、バビロンに持ち去りました。そしてエルサレムに残っていた祭司たち、守衛兵、国政を司る者たちを捕らえ、バビロン王の元に連行して殺害しました。そのためユダの地に残った人々は弱く力のない小作人たちのみで、ソロモン王の時代に栄華を誇ったエルサレムは、見る影もなく無惨に破壊し尽くされ、ユダ王国は滅亡しました。列王記は、神の国イスラエルの真の王は主であり、人が立てた王は神の御心を実践する者であるという歴史観に立ち、最後まで主に聞き従ったダビデを王のあるべき姿として、そこから外れていった代々の王たちによってイスラエルが滅びてゆく歴史から、神に聞き従う者、聞き従わない者の人生の教訓とするために有益な書物です。私たちはどちらの人生を選択すべきでしょうか。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.25.8-21.ja1955

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列王紀下 25:22-30

さてバビロンの王ネブカデネザルはユダの地に残してとどまらせた民の上に、シャパンの子アヒカムの子であるゲダリヤを立てて総督とした。 時に軍勢の長たちおよびその部下の人々は、バビロンの王がゲダリヤを総督としたことを聞いて、ミヅパにいるゲダリヤのもとにきた。すなわちネタニヤの子イシマエル、カレヤの子ヨハナン、ネトパびとタンホメテの子セラヤ、マアカびとの子ヤザニヤおよびその部下の人々がゲダリヤのもとにきた。 ゲダリヤは彼らとその部下の人々に誓って言った、「あなたがたはカルデヤびとのしもべとなることを恐れてはならない。この地に住んで、バビロンの王に仕えなさい。そうすればあなたがたは幸福を得るでしょう」。 ところが七月になって、王の血統のエリシャマの子であるネタニヤの子イシマエルは十人の者と共にきて、ゲダリヤを撃ち殺し、また彼と共にミヅパにいたユダヤ人と、カルデヤびとを殺した。 そのため、大小の民および軍勢の長たちは、みな立ってエジプトへ行った。彼らはカルデヤびとを恐れたからである。 ユダの王エホヤキンが捕え移されて後三十七年の十二月二十七日、すなわちバビロンの王エビルメロダクの治世の第一年に、王はユダの王エホヤキンを獄屋から出して ねんごろに彼を慰め、その位を彼と共にバビロンにいる王たちの位よりも高くした。 こうしてエホヤキンはその獄屋の衣を脱ぎ、一生の間、常に王の前で食事した。 彼は一生の間、たえず日々の分を王から賜わって、その食物とした。

ユダの領土と残された人々を監督するために、バビロン王ネブカデネザルはゲダリヤを地方総督として任命しました。ゲダリヤは残された人々に、バビロンに従うならば生活は保障されると説き勧めましたが、これを不服とした王族の一人イシマエルはゲダリヤを暗殺し、護衛のために共にいたカルデヤ人も撃ち殺してしまったため、イシマエルに賛同した人々はバビロンの報復を恐れて、ユダの地を捨て、エジプトに逃亡しました。このときバビロンに降伏してさいわいを得よと預言し続けていた涙の預言者エレミヤも無理矢理エジプトに連行され、命を落としたと伝えられています。神の御言葉に最後まで聞き従わず、無益な自尊心を捨てきれず、一時的な感情に支配されて無計画な行動を起こす者は、結局は自分の望まない破滅の人生を送ることになります。一方、神の御言葉の通りバビロンに降伏したエホヤキンは、37年もの長い獄中生活の後、王位に就いたエビルメロダクの恩赦を受けて復権し、同様に捕らえられた他の国々の王よりも高い地位に就いて、王の前に食事を共にする恵みに与りました。神の御心に従った者は、一時的には厳しい境遇に置かれても、必ず神に引き上げられ、さいわいな人生と変えていただくことができますから、希望を捨てず、神に聞き従う信仰生活を送らせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.25.22-30.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/16

2020-05-16 05:55:55 | 今日の聖句
コロサイの信徒への手紙 3:16 新共同訳

キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。

まことの信仰は、理性と感性の両面を兼ね備えることが大切です。神の御言葉を心に蓄え知的に高めると共に、詩と讃美と霊の歌をもって心からの感謝と喜びを神に捧げる豊かな信仰を身に付ける私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/col.3.16.新共同訳
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