伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2018/10/14

2018-10-14 21:15:01 | 一日一章・聖書通読日記
マタイによる福音書 18:1-11

そのとき、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「いったい、天国ではだれがいちばん偉いのですか」。 すると、イエスは幼な子を呼び寄せ、彼らのまん中に立たせて言われた、 「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。 この幼な子のように自分を低くする者が、天国でいちばん偉いのである。 また、だれでも、このようなひとりの幼な子を、わたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。 しかし、わたしを信ずるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海の深みに沈められる方が、その人の益になる。 この世は、罪の誘惑があるから、わざわいである。罪の誘惑は必ず来る。しかし、それをきたらせる人は、わざわいである。 もしあなたの片手または片足が、罪を犯させるなら、それを切って捨てなさい。両手、両足がそろったままで、永遠の火に投げ込まれるよりは、片手、片足になって命に入る方がよい。 もしあなたの片目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。両眼がそろったままで地獄の火に投げ入れられるよりは、片目になって命に入る方がよい。 あなたがたは、これらの小さい者のひとりをも軽んじないように、気をつけなさい。あなたがたに言うが、彼らの御使たちは天にあって、天にいますわたしの父のみ顔をいつも仰いでいるのである。〔 人の子は、滅びる者を救うためにきたのである。〕」

誰が偉いのかという問いかけは立身出世を願う野心家にとって最大の関心事で、イエス様の弟子たちも内心では常に互いに牽制し合っていました。しかし天の御国にこの世の価値基準を持ち込むことは筋違いです。イエス様は人が野心を抱くようになる前の幼児を呼び寄せて弟子たちの前に立たせ、この幼子のように純粋な心を持つ者が天国で最も偉い人であるぱかりか、邪念を抱く者は天国に入ることすらできないと答えられました。更に進んで、この世で最も小さい者を受け入れない者、取るに足らない者を軽んじる者、人を躓かせる者は天国には相応しくないと戒められました。いと高き神の御子でありながら栄光の御位を捨て、人を仕えさせるためでなく、むしろ人に仕えるためにこの世に来られたイエス様に倣い、この世の支配者のように偉そうに振る舞うことなく、謙遜な僕の姿を貫かせていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/mat.18.1-11.ja1955

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マタイによる福音書 18:12-20

「あなたがたはどう思うか。ある人に百匹の羊があり、その中の一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、その迷い出ている羊を捜しに出かけないであろうか。 もしそれを見つけたなら、よく聞きなさい、迷わないでいる九十九匹のためよりも、むしろその一匹のために喜ぶであろう。 そのように、これらの小さい者のひとりが滅びることは、天にいますあなたがたの父のみこころではない。 もしあなたの兄弟が罪を犯すなら、行って、彼とふたりだけの所で忠告しなさい。もし聞いてくれたら、あなたの兄弟を得たことになる。 もし聞いてくれないなら、ほかにひとりふたりを、一緒に連れて行きなさい。それは、ふたりまたは三人の証人の口によって、すべてのことがらが確かめられるためである。 もし彼らの言うことを聞かないなら、教会に申し出なさい。もし教会の言うことも聞かないなら、その人を異邦人または取税人同様に扱いなさい。 よく言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天でも皆つながれ、あなたがたが地上で解くことは、天でもみな解かれるであろう。 また、よく言っておく。もしあなたがたのうちのふたりが、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、天にいますわたしの父はそれをかなえて下さるであろう。 ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」。

失われた者を探し出して救い出すためにこの世に来られたイエス様は、群から迷い出た一匹の羊を捜し出すために、群の中にいる羊を山に置いて、危険を顧みず出かけてゆく羊飼いにたとえて、一人も滅びないことが神様の御心であると教えられました。福音はすべての人々に開かれており、既に救われた者にはまだ神を信じていない者をイエス様の元に導く使命が与えられています。また既に救われた者が群から迷い出ようとしているならば、再び群に連れ戻さなければなりません。もしその人が罪を犯しているならば忠告して罪から離れさせることが、天国の鍵を預かる者として教会に与えられた使命です。

http://bible.com/81/mat.18.12-20.ja1955

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マタイによる福音書 18:21-35

そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。 イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。 それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。 決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。 しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。 そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。 僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。 その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。 そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。 しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。 その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。 そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。 わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。 そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。 あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。

自分に罪を犯した者に対してペテロは7回までなら許せるかもしれないと考えましたが、イエス様は更に70倍許しなさいと答えられました。しかし考えてみたら、私たちが神様に対して犯してきた罪の重さは7回の70倍どころか、決して赦されるはずもないものでした。イエス様の譬に出てきた1万タラントの負債について今の日本円でどれくらいの価値に相当するか考えてみましょう。当時のイスラエルの通貨で1タラントは6000デナリ、1デナリが一日分の給料に相当する額ですから、今の日本の最低賃金から簡単に試算するために1デナリ5000円としても、1タラントは3000万円、1万タラントは3000億円ですから、たとい人が一生をかけて償おうとしても、一人では到底返済できるようなものではない巨額な借金でした。イエス様がこの譬で伝えたかったことは、私たちが神様に対して犯した罪の負債とな、どれほど莫大なものかということでした。神様がもし憐れみ深いお方でなかったならば、汚れた罪人に過ぎない私たちはたちまちのうちに滅ぼされてしまったことでしょう。もし神様の義の基準で裁かれたとしたら、私たちはひとたまりもなく厳罰に処せられたことでしょう。しかし神様は憐れみ深いお方、1万タラントの負債を帳消しにするほど寛大で気前の良いお方なのですから、私たちの身近な人が自分に対して犯した罪を許さなかったとしたら、神様はどのように思われるでしょうか。たといその人の罪の負債が100デナリ、低く見積もって50万円だとしても、それは簡単に帳消しにできるような安価な額ではありません。しかし罪を許す痛みを私たちが身を切るようにして実感することは、すべての罪を赦された神様の愛の大きさ、憐れみの深さ、寛大さを味わい知るために必要なことではないでしょうか。人をいつまでも許せない者ではなく、痛みを感じつつも許す者でありたいと願います。

http://bible.com/81/mat.18.21-35.ja1955
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【今日の聖句】 2018/10/14

2018-10-14 06:40:29 | 今日の聖句
エレミヤ書 29:11 新共同訳

わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。

愛であられる神様が、私たち人間を故なく苦しみに遭わせるはずがありません。たとい目の前には受け入れ難い現実が立ちはだかっているとしても、主のご計画は災いをもたらすものではなく、平安の義の実を結ばせるものであると確信し、まだ見ぬ将来に希望を抱かせていただく私たちでありますように。

http://bible.com/1819/jer.29.11.新共同訳
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