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統一協会=勝共連合の再版

2022-11-11 07:31:17 | 日記

1984年に出版された本。今回、再版となった。

新日本出版社 1800円

日隈威徳氏は、宗教学者であり日本共産党の宗教委員会責任者を務めてきた。

30年以上前の「統一協会」の実態を解明した本であるが、なんと!
今でも十分な内容をもっている。

目次をすこし紹介、

再刊にあたって 柿田睦夫
序 章
第一章 国際勝共連合=統一協会とは
第二章 金とセックスと反共とー文鮮明の実像
 1 文鮮明の私財形成術
 2 文鮮明の奇怪な経歴
 3 集団結婚式・・・鄭論文による解明
第三章「文鮮明機関」への判決-アメリカでの活動
第四章 反共謀略活動の「聖化」―-日本での活動
 1 初期の日本統一協会
 2 反共運動への転換
 3 八〇年代の新しい策謀
 ・・・

第五章 「洗脳」して「戦士」に 
 1 勧誘の手ロ
 2 告発されたインチキ募金・販売 
第六章 「神とサタン」の反共”教義”
 1 その基本的特徴
 2 神の存在証明‐-荒唐無稽な「哲学」
 3 「性約」教義としての堕落論 
 4 朝鮮語を使うメシア
 5 反共的蒙昧主義
 6 侵略的ファッショ史観
結 章
あとがき

とても30年以上の論文とは思えない、現在進行形の「統一協会」の実態解明である。

宗教というより「金集め」のために「政治」や「神」を使ってきたとしかいえないのでは。

安部三代にわたるゆ着と権力の庇護、自民党は「反共」のために野合し、モラルなき政治に陥っていった。

日隈氏はあとがきで、魯迅のことばを引用し「『水に落ちた犬』は、決して打ってはならないものではなく、いな、むしろ、大いに打たねばならぬ」で締めくくっている。

「統一協会」のあまりにもおぞましい「教義」と「反社会的」実態。「信教の自由」の問題ではない。

これは早急な「解散」しかない。