佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

瀬戸内の石鯛釣り 1996.6

2009-08-07 00:43:04 | 日々の思い
新幹線を降りて30分で石鯛場・・・どこかのコマーシャルみたいな文句ですが、本当にそんな体験をした。

山口県の徳山沖にある野島周辺磯群。新幹線徳山駅下車、渡船場まで5分弱。そこから磯フィッシングの渡船で25分。この石鯛場は、例年6月と7月の2ヶ月だけの磯。

石鯛専門の磯渡船の磯和美船長が、釣り客のいないときでもウニ殻をかぶせて飼い付けをしている所で、地元のベテラン石鯛師はこの2ヶ月の間に80~100匹ほど釣り上げるという。

それではと言う事で、「月刊つりのとも」の編集長と取材に出かけた。梅雨のまっただ中で雨、雨、雨が朝から降りっぱなし。雨の嫌いな私だが石鯛釣りの時は別という感じでまじめに取り組みましたが、残念ながらアタリはあるのによう食い込ませずに終わりました。

迎えに来た船長に「また来ます」と言うと、「せっかく来てくれたのやから何とか釣って帰ってほしい、明日は地元の名人を手伝わすから」と言われて、明日もう一度やろうと言うことになり、雨と汗でぬれたカッパが気持ち悪いのでカッパを買いに行き、再挑戦することになった。

翌日、前日よりまだ雨が激しく「本当によく降るなー」と言いつつ竿を出した。この日は昨日の約束通りに地元の名人N氏がお供してくれて、N氏が50センチほどのを1匹釣り上げたが、私はダメだった。

当日、他の磯にも地元の石鯛師が8人来てくれて取材の応援をしてくれた。そして5匹のイシダイが釣れていた。その中の1人の人は3匹(45~50センチ)も釣っていたので驚いたが、石鯛が多くいるという事は実証された。

この6月20日前後は本来ならば一番良く釣れている頃なのだが、この日は大雨のなかでの釣りで水温が急に下がったために食い込みが悪くなったようである。

今年は各地ともに異常気象に悩まされて魚の食いが何処もおかしいといわれてはいるが、そんな状況の中でこれだけの石鯛を見せられ、地元の方々の話を聞くにつれ、本当に野島には石鯛がワンサといるのだと思った。

大きさは45から50センチが平均サイズということだが、その翌週には63センチが上がったという電話が入った。

この話をクラブのメンバーに話すと、「ぜひ一度、当クラブの石鯛メンバーで行こう」と言うことになり、7人の石鯛狂が行くことになった。釣り師というのは石鯛1匹でなぜこうも簡単に釣られるのであろうか?。ついでに大阪府釣連盟編集長の宮林さんも釣り上げて出発することになった。
コメント
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