佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

夏の夜に少し涼しくなる話 その1 

2009-08-25 17:06:05 | 釣り
この話は私の片腕となってくれている谷本氏の弟さんが体験したことを氏に書いてもらいました。

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弟は私からは想像できないくらいの真面目人間。誇張や嘘のない男です。以前はよく瀬戸内海岡山近辺の島に夜釣りに通っていた。

いつものようにその夜も単独釣行で、とある磯でメバル釣りをしていた。ところが地合いが来ても全く釣れない。と、少し離れたポイントで一人の釣人が入れ食いで釣ってる。

うらやましいと思いながら釣りを続けましたが、それにしても釣れません。で、ふと見ると、その入れ食いだった人が帰っていてもういない。早速、そのポイントに移動したところ、非常によく釣れた。

その時、ふと思ったのは、「今晩、この離れ島に渡ったのは自分一人だったはず」、船頭に聞いても自分より先に誰も迎えに行ってない」と。そしたらあれはいったい誰?。

しかし、次週も、その好ポイントに釣行。まだ明るかったので、よく見ると陰になるあたりにお地蔵様がポツンと立っていらっしゃる。「へぇ、こんな所にお地蔵様が」と思いながら釣りをした。その日もよく釣れたらしい。

翌日、そのポイントに友人を誘ったら「あそこは釣人が死んで、例の入れ食いの釣人の霊が出るので有名な所や、その霊を慰めるためにお地蔵さんを祀っているんや、ようそんな所へいくなぁ、船頭もようそんな所に渡すなぁ」と。
コメント
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