佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

奄美大島の夜釣り 続き

2009-08-05 18:41:36 | 釣り
続いて磯際で掛けたモンガラを磯の際で覗いていた山本氏の目の前に抜きあげた。その瞬間、ザブーンと海面を割って出てきたのは先ほどのジョーズ。なんと今度は「モンガラ」を追って飛び出してきたのである。

さすがに磯の上には上がってこなかったが、側にいた山下氏ともどもビックリ仰天、3人そろって飛んで逃げた。今までに何度もサメは釣ったが、飛び上がったのは初めて見た、それも2mもの大きなやつを。

この磯、ワンド状態で下がえぐれているために隠れて分かりにくく、そこにモンガラを抜きあげたので、それを追っていたサメが飛び上がったのであろう。夜釣りのための磯変わりに迎えに来てくれた船長に話すと、先日来、この磯に3匹ほどのサメが居ついているのだという。それを分かっていてなんでそんな磯に上げるのやとボヤいたが後の祭りで、そのために魚もあまり釣れなかったのだと思った。

その後、夜釣りであまり寝ずにがんばったがこれという魚は釣れなかった。翌日、合流した副会長の崎田氏一行の話では、夜中に3回大物が来たが手に負えなかったという。そのうちの1匹などは大型サルカンを引き伸ばし、ワイヤーを引きちぎって逃げていったという。

また、一緒に上がった金泥氏は、クエ竿が磯にへばりつくのを見て竿に手を出す気がしなかったという。「何しにきたんや!」と人は言うやろけど、「あのクエ竿がギシギシと音を立てて岩にへばりついていくのを見たら誰でも手が出ないのと違うか」と言っていた。

私たちの組にはそんなアタリは一度もなかったが、とてつもない魚がいるのが奄美の海なんだということが良く分かった釣りだった。
コメント
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