佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

瀬戸内の石鯛釣り 続き

2009-08-08 01:22:50 | 日々の思い
今度は団体?なので磯船長に電話すると、時期的には8月15日ぐらいまでに来てほしいとの事だが、当連盟の海防訓練が14日にあるためにどうしても最短で20日となった。

釣人というのは人が釣れたと言うのを聞くとすぐに行きたくなる悪いクセがある。
そして潮も考えずに出発することも多い。今回もそれに違わず決まってしまった。

大阪を19日の土曜日夜10時30分に出発、阪神高速と山陽道を経由して徳山で降りるのだが、途中のサービスエリアで食事をして、朝の4時30分、渡船場に着いた。走行距離約410キロである。

渡船「第5せと志お」で船長がバフンウニを各自のバッカンに入れてくれる。今日はお天気も良いので最終の4時30分まで全員やる気満々である。

今日は地元の釣り人も10人ぐらいと我々が8人で、各磯に1人2人と船長の指示で降り、最後に私と宮林氏、藤村氏の3人が「ゼニイシ」という磯へ上げてもらった。

この野島の磯はどことも水深が浅く3~5mぐらいのところが多く、その釣り方も南方宙釣りで、ピトンは打たないという。ピトンの打つ音で石鯛がさっさと他の場所に移動するというのである。

そのためにもピトンは出来るだけうたないで手持ち釣り。バフンウニを2個付けして打ち返しの数での勝負という。その打ち返しの回数がその日の釣果を左右するとまでいわれる。

エサの付け方が独特で、殻のカタイのを上手く突き通して、もう1つのウニの殻の周囲に固定させるのだがこれがなかなか難しいのである。

そのセットしたウニを竿2本ぐらい先に投入。水深がないためにやんわりと、できるだけ静かに放り込む。浅い水底に着くと少しエサを誘うように動かしてイシダイの気を惹いてみる。それで当たらなければすぐに巻き上げて再度投入する。

アタリはその落ち込みに来るといわれるが、なにせ浅い水深であるためにすぐに底に着いてしまう、その繰り返しである。

日頃使っている「ガンガゼ」とは全然違うので、ハリにかけるのが一苦労である。その上、ウニのとげが短くて痛い。地元の釣人は慣れているのか素早く付けているのだが。

結局、我々の遠征組は、副会長の崎田氏が1匹釣ったのみで他の7人はボウズであったが地元の名人T氏が50センチを1匹、それと他の釣人2人が1匹づつ釣っていた。

いくらイシダイが多いといってもそう簡単には釣れない。でも今日は18人で4匹、さすがというか少ないと見るかは各釣人の判断でしょう。

大阪からだと時間的には紀東へ釣行するのとあまり差はないのだが、全工程が高速道路利用のために少し交通費が高くつくが、これだけのイシダイが釣れるところはこんな近場ではないでしょう。男女群島に劣らないぐらいの野島、来シーズンには一番乗りしたいものです。
コメント
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