”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(89)

2006年07月12日 21時46分35秒 | ビジネス

7月12日(水)曇
今日も蒸し暑い一日でした。冷房低湿度のビル内での仕事に慣れてしまうと外にでるのが億劫になります。今まで営業活動で盆暮の時期はお客様のところを飛び回っていたことを思うと、よくできたなと思います。今行けと言われても多分慣れるまでに相当時間がかかるでしょう。人間は楽な暮らしを求めて進歩してきたけど、一度楽な暮らしを覚えてしまうと戻ることはなかなか難しくなってしまうものですね。でも苦あれば楽ありで、汗びっしょりになってヨットなど乗っていると風のなんとさわやかなことか。多分普段はなま暖かい風でもそんなときは至福の時間が得られます。このことはすべてのことに通ずることかもしれません。

と言うことで今日は「癒し空間ビジネス」を考えてみるのですが、癒されると言う実感を得るためにはやはり自分が行動すると言う行為があって始めて癒されるのだと自分は思っています。
健康ランドとかエステとかの癒しと言うのは、一時的な快楽を得られると言うだけであってないよりはましですが本当の心のケアになっているかどうかは極めて疑問です。それは単なる快楽であって心の底まで癒してくれるものではありません。その証拠に終わったとたんに心に余韻は残らないでしょう。その点自分が行動してかいた汗のさわやかな風の心地よさは、自分の達成感と重なって倍増された心地よさになります。そして現実のストレスを吹き飛ばすようなパワーを与えてくれます。基本的に人間の欲求はマズローの理論じゃないですけど、現代は何かの役に立っていると言う最上級の欲求が満たされた時本当の心の安らぎを与えられるのだと思います。そこで昨日書いたように、同じ目的を達成するためのグループ社会が今後できあがって来るのだと思います。
何かの役に立つと言う行為の対象は、最初は特定の人に対するものであったり、その場を共有した人達であったりするのかもしれません。ただいずれ特定の人から社会全体に対する貢献に近づいていくはずです。なぜならその方がもっと心地よく感じるからです。僕も人の役にたったと実感できるときはすごくうれしいし、もっとできたらと思います。お金もあればいいけど、いくらお金を出しても買えないものが心の充実感かもしれません。
僕の弟は毎年日本であまった服やタオルや学用品を重量制限いっぱいまで持ってカンボジアに行っています。カンボジアの子供たちにプレゼントするだけのためにです。自分で旅費を捻出して、カンボジアの子供たちが喜ぶものを集めて、秋になると会社を休んで行っています。僕にはなかなかマネできないかもしれないけど、政府のODAより現地の人達の役に立っている気がします。もしODAで拠出するお金があるのなら、このような活動をする人達の援助をした方が、もっとも効果的な貢献活動になるような気がします。これならNPO法人的なビジネスとしても成り立つのではないかと考えています。僕ももしチャンスがあれば一度今年は弟について行ってみようかと思っています。
ちょっと話はそれましたがこれからの時代が求めるものは人間としての心の満足感であり、そのためにはこの地球上の何かに貢献する活動・行為をしていくことが、結果としてビジネスになっていく社会が理想的な社会だと思います。もちろん今もそうですが今の日本の企業にはビジネスを通して社会に貢献するものが何なのかと言うことを見失ってしまっているのではないでしょうか?今までは物質的な豊かさを実現するために多くの企業が貢献してきたし、現に豊かな社会になりました。だけど物質的な豊かさを享受してみたら、もう一つ上位の「心の豊かさ」を社会が求めるようになってきたと言うことかもしれません。従って社会がまだそのレベルに到達していない海外の国への貿易で事業が成立っているだけで、日本と言う国の中でのビジネスの意義が薄れて来ていることを認識し直して、新しいコンセプトを創る時なのかもしれません。
多くの企業で国内需要は売上が伸びないけど海外が好調などと言ってますが、これは当たり前のことで、国内の方が海外の国々より早く人間の欲求レベルがあがったと言うだけのことだと思います。需要も違ってきた以上供給も変わるのがあたりまえのことです。
このことは日本と言う市場での話なので(いずれは世界共通になるかもしれませんが)あまりグローバル化とか気にせず独自にどんどん進めていけばいいような気がします。アメリカは関係ない話(ほんとは同じ問題をかかえているかもしれませんが)として日本的なスタイルを創っていくべきことかもしれません。いつもアメリカ発を受け入れることじゃなくて。アメリカは自分に先駆けて新しい進歩に動き出したら当然じゃまをするでしょうが。過去にもTRONチップのような動きに対してつぶしたのはアメリカでしょうから。もっともアメリカとしては自国の産業発展を考えれば当然のことですが。
話が横道ばかりですみません。これからの日本のビジネスの方向と進め方の私見を書いたつもりです。

今日はここまでとします。ここまで読んでいただいた方がいらっしゃいましたら、なんとお礼申し上げてよいか言葉がみつかりません。ほんとうにありがとうございます。

 

コメント (1)
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