西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

『バカボンのパパと読む『老子』』に注目、ドリアン助川さんの体験より

2013-05-31 | 生活描写と読書・観劇等の文化
テレビの「100分de名著 老子」の最終回でゲストにドリアン助川さん が出てきた。角川ssc新書で『バカボンのパパと読む『老子』』の著者である。早稲田の文学部東洋哲学科卒。この本は注目し買って置いてある。

今日は、ゲストとして自ら「老子」に助けられたというか「心が広々した」というか、私にも強い印象を与えたご本人の体験を僕の言葉で紹介する。

助川さんが仕事もうまくいかず悶々としていた時、自転車で気分転換に多摩川の河川敷道(?)を走っていた時、「ああこういう広々した言わば皆の空間を悠々と使いまわすっていいなあ。周りに見える個人宅地は塀でちまちまと庭を囲んでいる。窮屈ではないか。」正にその通りである。

別の機会、しょげて自転車を漕いでいてフイと横を見たら、群生しているコスモスの花が風で一斉に揺れていた。「ああ、元気を出せよ、とコスモスが手を振ってくれている」と励まされた、と助川さんは言う。

助川さんは「『老子』の道(tao)の思想は、大自然の運行に逆らわずに身を任せることだ」とのことだ。

さてバカボンのパパは、『老子』をどう読み解くのか、興味津々である。

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