西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

志位委員長、ルース大使と会談

2010-04-22 | 時論、雑感
『朝日新聞』『しんぶん 赤旗』などによると、志位和夫委員長が、委員長としては初めて駐日米大使のルース氏と会談したようだ。かって志位氏がオバマ大統領のいずれ核兵器を廃絶したいという「核兵器廃絶宣言」(チェコ・プラハ)に対して賛意の手紙を出して返事を貰ったという経緯がある。

新聞記事によると、ルース大使もその手紙を読んだらしい。それに関する国際的会議(核不拡散条約(NPT)再検討会議)がアメリカ・ニューヨークで来月3日からあるので、志位氏ら共産党の代表団が30日からアメリカを訪問するようだ。

ワシントンにも訪れるようだが、そこで誰と会談するのか「未定」のようだ。駐日米大使と日本の共産党の委員長が正式に会って会談するのも歴史的に初めてのことであり、もしオバマ大統領との会談となれば、これも初めてで歴史的なことに違いない。

沖縄の普天間基地問題では、共産党は他の政党とは違って、沖縄県民の多数がそう思い、本土の国民の多くも「本来それが一番」と思っている無条件撤去(国内移設なし)を主張している。昨日も、ルース大使に志位委員長は、率直にそのことを語りかけたようだ。

当然、現在のところ意見は合わないわけだが、こういう議論が友好的に行われ許容するところは、アメリカの民主主義の懐の深さだと思う。『朝日新聞』は、「鳩山首相も共産党に見習ってオバマ大統領に、もう少し率直に要望を述べ議論したらどうか」といった趣旨を述べていた。確かに何も言わずに「Trust Me」と言ってもどうにもなるまい。

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