西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

垣間見えつつある電力会社事情

2011-07-18 | 時論、雑感
今度の東電福島第一原発事故からこちら、今まで明確に意識し内情を知りたいとは思っていなかった地域独占の電力会社事情が垣間見えつつある。

私は金沢に生れ育った。金沢は北陸地方の「中心」であり、電気は北陸電力によって供給されていた。後々学生時代を過ごした京都は、関西電力地域であり、こういう地域、地域に電力供給責任会社があるのが「当り前」なのかな、と余り疑わなかったのである。

しかし、今回の原発事故によって色々なことが自然と、また一寸意識することで分かってきつつある。

①既に地域独占の10大電力会社以外に電力を供給している会社があるが、未だ全体の3%位しかシェアがないこと、しかし高い送電料を支払っても電力会社電気より安い電力を供給しつつあること、

②発電と送電が一体となっている現状を変えて発電と送電の会社を分離すれば、より多くの発電会社、組織が供給に加わり得て、より「安い」電力を供給できること、

③現在の仕組みは絶対ではなく将来に向け政治的力を背景に変えうること・・・

また発電の(ウラニウム)原発以外の多様な方法(トリウム原発含む)が明らかになり、その開発は、日本のイノヴェーション(技術革新)の幹線の一つであることも分かってきた。
(太陽光、風力、地熱、潮流、バイオマスの他、新たな水力や火力)

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