西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

戦争と想像力

2010-08-06 | 時論、雑感
今日、8月6日は65年前、広島市にアメリカの原子爆弾が落とされた日である。初めて国連事務総長や駐日米大使や英仏の代表も「式典」に参加した。

「平和宣言」は年々運動の進展とともに進化していると思うが、秋葉市長は、日本政府代表・菅首相やルース駐日米大使を前に「非核三原則を法制化し、「核の傘」を脱すること」を要求した。菅さんは対するに挨拶でようやく「非核三原則を守り・・・」としか言えなかった。なさけない。

私は65年前の今日、満4歳、金沢に住んでいた。父は軍人で母、妹(満洲生れ)と満洲に行っていたが、私は「万一」のことを考え、祖父母と金沢にいたのである。幸い、金沢は京都や倉敷などと同じく米軍のB29による組織的爆撃に会わずにすんだ。

しかし、私は想う。もし、私が当時、広島や長崎にいたら、「鉄の暴風」が吹きまくっていた沖縄にいたら、徹底的大空襲にあった東京・大阪・名古屋などにいたら、今、この世にいないかもしれないのだ。他所事ではない、と思う。

もっと若い戦後生まれの人たちだってお母さんお父さんが、たまたま生き延びれたので自分たちがあるのだ、と想像力を働かせてほしい。私は、今後、孫達にそのことを伝えたい。

今日は、そして8月は、そういうことを想う日であり、月であると思う。

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