西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

杜甫作 「春望」を吟ずるを聞く

2011-12-07 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
今日、地域の友人と詩吟を習いに行った。二回目である。私は先週と同じく頼 山陽作 「川中島」を吟じた。友人の「ドクターさん」は、大分進んでいて今日は杜甫作 「春望」を吟じられた。うーん、私と大分「差」があるのは明らかだ。

先生は、三年もすれば、自然と「聞かせる」域に入りますよ、と言われる。果たして三年で友人・ドクターさんのようになれるだろうか。頑張ろう。

ところで、杜甫作 「春望」は日本人にも有名で人口に膾炙(かいしゃ)している。

「國 破れて 山河在り  城 春にして 草木 深し」は、多くの人が知っている。

この詩の構造について色々分析出来、面白いと思うが、ここではふれない。

私は、つい 現在の日本は、逆に「國 破れずして 山河 危し」なのではないか、と言ってしまった。トホホ、だ。

戦後、66年ほど日本は「憲法9条」のおかげで戦争に巻き込まれず、今まで来た。國は破れていないのである。

しかし、日本列島の山野は荒れ、原発大事故で正に「山河 危し」に陥っているのである。  どうでしょうか。