西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

月曜の楽しみは奈良教育大に行くこと

2011-12-05 | 地域居住学
最近の月曜日(今日もそう!)の楽しみは、奈良教育大に行って午前に「住居学」の講義をして、昼食は、気鋭の准教授のM.T.さん(家庭経営学)、A.N.さん(保育学)と駄弁りながら昼食を取り、コーヒーを飲むことだ。

まあ、年の功で「若い」彼女等と駄弁るため、一、二の話題を考えていけば何とかなるのだが、今日はゼミ風に「市民雑学大学」に関するレジュメを持って行って説明した。

それに対してM.T.さんは、奈良の「工房街道(おすすめルートマップ)」を出して、彼女の「構想」を説明してくれた。彼女の実家のある榛原(はいばら)から一寸南に行った「吉野・三茶屋」に行ってきて貰ったマップのようだ。

「工房」とは、職人たちの工房であり、例えば「木工工房」、「割箸工房」、「竹細工工房」、「染色工房」、「和紙工房」、「ガラス工房」、「陶芸工房」、「食品・菓子工房」、「布工房」そして「その他手づくり品工房」の十である。

北の奈良市から始まって、山添村から奈良県の東側を南に行って天川村まで二市二町七村である。奈良県主導ではなく「草の根」からスタートしているようだ。期待できる。

奈良県は、元々古い文化があり伝統となっており、しっかり取り組めば、何処にも負けないであろう。奈良教育大の学生は多くは卒業して奈良県内の小中学校に勤めるので、こういう「草の根工房」と学生時代から付き合っておれば、教師になった折に、児童・生徒に教え、現場にも行きうる。

M.T.さんの視点で、良かったのは、「文化があれば経済は活性化しうる、後継ぎも自分の子孫だけでなく、日本の都市の若者でも海外の若者でも良いのだから・・・」ということだ。保育学のA.N.さんも「赤ちゃん学」という総合学について一寸話された。

今後が楽しみだ。