西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

取り調べの全面可視化を早急に

2010-01-28 | 時論、雑感
足利事件の菅家さんは、検事による自白を強要する取り調べをされ、DNA鑑定の精緻化がなければ冤罪で有罪になるところだった。これが、取り調べの全面可視化を求める大きな事実、根拠になっている。

又、一寸、おもむきが違うが「リクルート事件」の江副浩正さんも執行猶予の期間を終え、「現代の拷問」とも言うべき取り調べを受け、無理やり自白させられた経験から、取り調べの全面可視化が必要と言っている。

検事側は、あれこれ理由を付けて反対しているが、「一部可視化」なら良いとしている。それでは「つまみ食い」、検事側に都合のよい可視化になるだろう。

取り調べ過程がやましくないなら、全面可視化しても、検事側に何ら不都合なことがないはずだ。

これを、小沢民主党幹事長の「取り調べ」とからめて「引きのばす」力も働いているが、既に参議院で、二度も可決されているのだから、国民の立場から衆議院でも早急に可決成立させるべきだろう。