西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

日めくりタイムトラベルー1960年(昭和35年)ー

2009-03-22 | 京都の思い出(学生時代)
昨日、衛星テレビ、夜の長時間(3時間)番組で、「日めくりタイムトラベルー昭和35年(1960年)ー」を見た。立ったり座ったりで通しで見ていないのだが・・。

それでも「大きな年」だったな、と思う。私は個人的には前にも書いたとおり金沢で高校を卒業し京都の大学に進学した年だった。6歳年下で団塊の世代の最初の人達(1947年、昭和22年生まれ)が大体は中学校に入っている。一回り(12年)下の人達(1953年、昭和28年生まれ)が小学校入学だ。

「大きな年」というのは、何と言っても「安保闘争」のあった年で、国民・学生側は「敗北」し、「挫折」という言葉が流行ったが、「安保改訂」を強行した岸信介内閣は倒れて「所得倍増計画」の池田勇人内閣となった。アメリカでもアイゼンハワーからケネディーに大統領が変わった。

この番組では、当然、「安保闘争」を取り上げ、樺美智子(かんばみちこ、東大生で国会前デモで死亡)、唐牛健太郎(かろうじけんたろう、全学連委員長、北大生)など懐かしい名前も出てきた。私は、京大宇治分校・宇治寮で、右も左も分からず右往左往していた。

「安保闘争」の他に映画の「ヌーベルバーグ」で大島 渚を取り上げていた。「青春残酷物語」や「日本の夜と霧」なども出てきた。奥さんの女優・小山明子さんも出演して現在も含めあれこれ語っていた。大島さんは、脳出血が原因で言語障害、右半身障害で奥さんに助けられてリハビリ中である。

大島さんは、大学(京大・法学部)生時代、京都府学連委員長、1954年(昭和29年)卒らしい。
(だとすると、私の京大・建築先輩の上田 篤さん(阪大教授、京都精華大教授歴任)と同期、上田さんが京都府学連副委員長、同じく建築先輩で大島さん上田さんと同期の故・吉野正治さん(京都府立大教授歴任)が京大同学会委員長と「つながり」があるはずだ。)

この番組では、又、歌手・橋 幸夫の「潮来笠(いたこがさ)」デビューのこともやっていた。三井三池炭鉱闘争があったり、ローマオリンピックがあったりで、なかなか目まぐるしい年だった、と思う。