西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

奈良教育大学に「食育講座」聞きに行く

2009-03-16 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
先週の土曜日(14日)の午後、奈良教育大学へ「食育講座」を聞きに行った。

知り合いの鈴木洋子教授が責任者となって文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム」に応募し、選ばれたので、そのスタートの講座だった。

これまた知り合いの渋川祥子さん(横浜国立大学名誉教授)の講演があった。渋川さんは鈴木さんの先生である。熱源を使う調理の専門家のようだ。

その日は、「オーブンレンジ(オーブンと電子レンジの機能をもつ機器)による料理」の特徴を講義された。特に電子レンジについてである。

簡単に言うと、電子レンジは、電子ビームにより食材内部の分子を「振動」させて熱を起こし内部から熱して柔らかくするということだ。ガスや炭等に対して、第一に短時間で料理できる、第二にコストが安くつき地球環境にやさしい、ということである。しかし外部に焦げ目がつかないという特徴もある。

質問コーナーで私は質問した。「電子レンジの原理は分ったが、その「発展」とも言うべきIH調理器の電磁波は人体に悪いと聞いているが、どうなのか。先生は、遠赤外線調理器も評価されているようだが、その活用は、どうですか」と。

渋川さんは、IHはあまり評価されていないようだ。「気分が悪くなった、という人も聞いている」という。遠赤調理器に関しては、「焼き魚等には良いが、揚げなどはどうなのだろう?」と言っていた。

でも、まあ我々がやっている「けいはんな学研都市」での「健康調理教室」と「つながったな」と思った。調理科学会の的場会長も聞きに来ておられた。

(写真は、渋川名誉教授)