ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.4.19 足踏みする春

2011-04-19 21:09:02 | 日記
 土日はとてもいいお天気で、汗ばむほどの陽気だった。だが、一転して昨日からは肌寒いほどの曇り空。昨夜からは雨が降り出し、今朝まで雨が残っていた。暖かかった土日に気を良くして、昨日は少し薄着をしたらとんでもなかったので、また冬に逆戻りの服装で出勤した。帰宅するときも霧雨で、傘を持つ手がかじかむほど。
 半月近く頑張ってくれた桜も、いよいよ葉ばかりが目立ち始め、次に控える花たちにバトンタッチ体制である。ツツジの蕾が膨らみ始めている。雨でたっぷりの水分を得て、光り輝いて咲き誇る日を今か今かと待っている。

 一昨日の夜はちょっと日程を入れ込み過ぎで疲れたのだろうか、寝る前に頭痛が始まってしまった。迷ったけれどあきらめてロキソニンを飲んで就寝。効き始めるまでは辛かったけれど、おかげでぐっすり眠ることが出来、無事に新しい週のスタートが始められてほっとした。

 勤務先の大学では、昨夕で、とりあえず新年度のガイダンス関係のイベントもすべて終了した。そして早くも4月はあと残すところ10日ほどとなった。

 息子は同一家庭に滞在を希望する相方と話がつき、無事ホームステイ参加申込書を提出してきた。この後、募集枠より大幅に希望者が多くなれば抽選になるようだが、先日の説明会では担当の先生いわく、おそらくこのくらい(の出席者)なら、参加者はほゞ予定数内で落ち着くのでは、とのことだった。息子がホームステイに行かなければ、私の長期勤続休暇も駆使して5年ぶりに家族そろって海外で夏休みを、と考えていたが、ホームステイが実現しそうなので、であるならばということで夫と2人でいかにも老境という感じの、渋い国内旅行を企画している。

 当の息子は早速、ホームステイに出かける前に、大学まで使えるような電子辞書を買ってほしいと言っている。(カタログギフトを頂いたときに選んだものを使っているが、どうもそれでは足りないらしい。)日本料理を作れ、と言われたらどうしようかなど、とも。(カップ麺は料理ではありません、と言っておかなくては・・・)
 どういう形であれ、前向きになってくれることは嬉しい。だが、アナログの私にとって辞書たるものは紙であり、手で繰ってひくもの、という強い刷り込みがあるので電子辞書なるものはピンとこない。これまた齢をとった証拠か。

 明日はまた通院日。先日撮影した造影CT結果を聞く日でもある。こと検査をしてから結果がわかるまでのタイムラグほど嫌なものはない。今回は調子が良かったので特に心配はしていないけれど、どうか何でもありませんように。

 それにしても休薬の週はいつもながらあっという間に終わってしまう。
 とはいえ、こうしてコンスタントに治療が出来、欲張りなほど予定を詰め込みつつも、普通の生活が続けられている今を支えてくれる家族、主治医をはじめ職場、関係者の方たちに改めて感謝したい寒い春の日である。
コメント
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