ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.4.2  入学記念写真と一足早いお花見

2011-04-02 18:25:26 | 日記
 今日は朝食抜きで、家族ぐるみでお世話になっているクリニックへ血液検査へ出かけた。結果は1週間後とのこと。いったい何のアレルギーが出るやら、本当にマスクをして出かけるのはうっとうしくて憂鬱だ。今更のように小さな頃からずっとマスクとめがね、飲み薬、目薬、点鼻薬とフルコースの花粉症患者だった息子のうっとうしさを実感する。やはり、その身になってみないとわからないことが沢山あるのだ、と思う。

 その後、これまたいつもお世話になっている写真館へ、高校入学記念の家族写真を撮影に出かけた。息子が赤ちゃんの頃から撮影してくれているマネージャーさんが急に体調を崩してお休みということで、別の女性カメラマンさんの撮影だった。息子1人だけ、家族で、制服と私服と、そんな感じで数ポーズ撮影し、アルバムに入れる写真やポストカードにする写真等を選んでいるだけで2時間近くかかってしまった。
 中学校の卒業式も中止になってしまったし、来週の高校の入学式も最終のゴーサインがまだだ。せめて写真だけは残しておいてやりたいと思ってのことだ。

 モデル疲れで腹ペコの息子と3人でお昼を済ませ、電車とバスを乗り継ぎ都内のホテルにチェックインしたところだ。
 1昨年、タキソテール治療終了のご褒美で初めて夫と2人で宿泊したホテル。浮腫みがひどく、あまり長時間は歩けなかったのでホテルからは一歩も出ずに、庭園の桜を見ながら、味覚障害のままフレンチのディナーを楽しんだ。去年は、体調はほぼ戻っていたので、息子が春スキーで不在だった間にやはり夫と2人で泊まった。今年はすべての予定がキャンセルされてしまい、どこにもお出かけができない息子も一緒で、初めて3人での宿泊だ。3年連続だけれど、今日の部屋はちょうど庭園の真正面で、低層階なので居ながらにして庭の桜を楽しめるありがたい部屋だ。

 夫と息子は列車の写真を撮るために出かけてしまった。部屋の窓越しに庭園にいる2人の写真が撮れるほどの近さ。桜はまだ3分から5分咲きといったところだが、明日になったらもっと開いていることを願って・・・、と書いたところでまた地震。茨城県が震源で最大震度は5弱だという。
 なんだか3週間、切れ目なく揺れている感じがする。ホテルからのアナウンスでは「この建物は耐震設計なのでご安心ください」とのこと。それにしても被災地の方々は心が休まることがないだろうと思うと、胸が痛む。

 さて、明日はこのホテルの向かいのレストランで、プチ虹のサロンのメンバーとお花見ランチ会だ。いいお天気になりますように。そしてまた桜を見て生きていることの有難さを実感できますように。

 今日は1冊読んだ。
 壇ふみさんほか著「いまだから書ける父母への手紙」(新潮文庫)。
 壇さんほか35名の著名人の方々が明かす35通りの「親子の形」ということで、目頭を熱くしつつ読み進んだ。どれも娘や息子がすでに亡き父母に向けて書いたものだ。手塚るみ子さん、湯川れい子さん等のエッセイが心に残った。やはり順番は守らなければならない、と思う。


 昨日の記事にコメントをくださった “とうきょう クレア サバイバーさん”、“キョンシーさん”、
 いつもご愛読頂き、どうもありがとうございます。これからもブログは細く長く続けてまいります。
 大変申し訳ありませんが、お二人とも私の実名が入っておりましたので、コメントは非公開にさせて頂きました。これまでは、あけぼの会とのリンクで私の名前も顔も確認できる状況でしたが、リンクが切れておりますので、実名でのコメントはどうぞご容赦ください。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 
コメント (2)
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