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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.4.15 やっぱりもう一度ヴェニスへ?-ツーリスト-

2011-04-15 21:47:04 | 映画
 大震災前に予告編を何度も観て、面白そうだから観に来ようね、と夫と話していた映画「ツーリスト」。
 上映開始から1カ月以上が経ち、もうそろそろ終わってしまうかも・・・と思い、ようやく2人でレイトショーに出かけた。

 舞台はパリ・リヨン駅からヴェニスへ。
 水の都ヴェニスは卒業旅行で1度訪れたことがある。それも1カ月を超える大旅行だったため、道中複数の都市で、同行した友人とかわるがわる熱を出して交替で寝込んだ。私が寝込んだのはそのヴェニス、文字通り「ヴェニスに死す」状態だった。とりあえずチェックインしたホテルでひたすら寝ているだけ。友人たちはゴンドラツアー等に出かけていたが、私といえば食欲もなく、お土産も買えず、リンゴを剥いてもらい、ホテルの部屋にあった小さなトレーを失敬してお土産に頂いてきただけ。街は全く歩いていない。
 リベンジではないが、是非もう一度訪れてみたい街だと思う。

 映画自体は予告編で観た時にはかなり派手なイメージを受けていたが、実際にはそれほどでもなかった。いかに予告編作りが上手か、ということなのだろうけど。レイトショーということもあり、早寝の私としては、途中のちょっともたついた展開にコックリしてしまった。衣装もゴージャスな舞台もいかにもハリウッド映画で、美しい街並みも十分楽しめたけれど、ラストはあれ、そうだったの・・・という感じ。
 ヒロインのアンジェリーナ・ジョリーが浅岡ルリ子さんに似ていることに気づき、ヒーロー・ジョニー・デップは「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「アリス・イン・ワンダーランド」の印象が強く、こうした普通の人を演じているのがとても新鮮だった。

 映画館も、計画停電で短縮営業だったり午前のみの営業だったりしたが、ようやく通常通りのレイトショーも始まった。遅い時間であったのにそれなりに観賞客がいた。

 1カ月以上間があいた映画鑑賞もようやく再開、である。

 さて、家のパソコンの壁紙に息子が3人並んでいる。夫の趣味でセレクトされた、小学生、中学生、高校生の写真だ。真ん中に先日の高校入学式の時のもの。左に小学校に入ってすぐのもの、右に小学校の卒業式。こう見ると本当に大人っぽくなっているんだなあ、と今更のように思う。そして親ばかだと思うけれど、夫はパソコンを立ち上げるたびに見ながらにこにこ笑っている。画面左側に置かれた小学校に入って直ぐのおとぼけ顔が可愛くて思わず笑みがこぼれるのだそうだ。赤いトレーナーにつなぎを着ているので、パッと見、女の子にも見える。

 それにしても小さかった頃、突然の発熱などで保育園から電話が鳴るたびに、早く大きくなあれ・・・と思っていたけれど、こうして振り返れば本当に子供が成長するのなんてあっという間だ。ついこの間まで「ママ、ママ」と張り付いていたのに。蜜月は短いのだ、と先輩たちに言われた通りだ。

 いつまでそばにいてくれるのかもわからないし、いつまでそばにいられるかもわからない。一日一日を改めて大切にしよう、と思う。
 明日からは休薬の貴重な週末。やっておきたいことはてんこ盛り。無理しすぎないように過ごしたい。



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