ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.4.12 三たび、Tさん、ファイトです!

2011-04-12 19:45:24 | あけぼの会
 先月末にあけぼのハウス講演会に出席したおり、司会をされていた事務局Tさんがかなりお痩せになっており、とても心配だ・・・と書いた。
 その数日後の診察で血液中のカルシウム値が高いことがわかり、その治療のために月末から月初めに緊急入院されていた、と会のHPの治療日記で知った。このことについてはプチ虹のサロンのSさんからもメールを頂き、「Tさんは私たちの前では笑顔でいてくれてますが、本当は押しつぶされるくらい辛いんだと思います。お世話になるばかりで、何もできなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。なんか凹んでしまいます・・・」とあった。全く同じ気持ちだ。いつもいつも私たちはハウスに出かけて沢山の元気を頂いている、Tさんは私たち再発患者にとっての希望の星なのだから。
 同じHPで無事治療が済み、予定通り月曜日に退院されたことがわかり、本当に良かった・・・・、と思っていたところ、昨日、退院後3日目の治療日記が掲載されており、とてもショッキングなCT検査結果を知った。

 以下転載させて頂く。

※ ※ ※ ※(転載開始)

診断は『多発肺転移、多発肝転移。病変はそれぞれ拡大している。腹水が出現しており、腹膜播腫の可能性もある。
所見では『両肺および両側胸膜に10mm程度までの大小の結節が多数認められる。肺転移および胸膜播腫の所見である。それぞれ前回(2011.1.6)より増大している。胸水貯留はない。
肝臓内には多発肝転移と考える大小の低吸収が癒合性に増大し、肝実質は著明に腫大している。両側横隔膜下、骨盤内に腹水貯留を認める。その他腹膜がびまん性に軽度肥厚して見えており、少量の腹水を反映していると思われる。播腫の可能性がある。』

 うーむ、何ともいえぬ結果である。高カルシウム血症も原因のがんの急速な増大を抑えなければならない。そのためにはナベルビンは効果なし、と判断し今日からジェムザール2投1休を始めることとなった。ゾメタの4週に1回は継続。痛み止めに先週から処方のコデイン、ロキソニン、吐き気止めにノバミン、便秘予防にミルマグ、下剤にラキソべロン等を処方される。白血球は2900、好中球1322、血小板155、カルシウム値は12.7、γGTP 561(上限値68)とカルシウムと肝臓の数値は高い。前投薬に吐き気止めのデカドロン30分、ジェムザール1000ml(少なめに投与)30分、終わった後に生理食塩水を少々流して終了。ジェムザールを投与し始めたころ腕が少し痛くなったが、だいたいの人に現れるそうだ。熱が出たら連絡するように、とのことだった。

(転載終了) ※ ※ ※ ※

 何もできない自分が本当にふがいない。とにかく祈ることしかできない。どうか、どうかジェムザールが奏功して悪い細胞が勢いをなくして休眠してくれますように。

 三たび、Tさん、ファイトです!

 こちらではまだ桜が楽しめる。今日は、お天気は良いけれどまた冷え込んだ。昨日の雨や一昨日の風にもめげない桜たち。青空の下、限りある命を力いっぱい輝かせて咲き誇るその姿に胸が熱くなる。

 そしてあいかわらず東日本中で余震が頻繁に続いている。福島原発事故もとうとう「レベル7」になった。
 どうか、どうか大地が落ち着いてくれますように。

コメント
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