今年も信州中野のひな市の季節になりました。
例年のように中野の「奈良家」「西原家」による土雛の販売がメインですが、全国のその他の土人形産地からの即売枠がありまして、拙作の人形もそこに出展させていただきます。上の画像はそれに向けて準備している状況を撮影したものなのですが、実際にはひとり当たりの出品枠が決まっていますので画像に写っていながらやむなく現地に送ることができなかったものもあるかと思います。昨年中に新しく起こした(というより再現した)種類を優先して送ったつもりでいます。
昨年愛好家の方から「現地でお目にかかれるのを楽しみにしています。」とか言われたのですが、経済的、時間的余裕がないので現地に出向くのは拙作の人形だけです。もしお出かけの方おいででしたら、まあ拙作の人形もご覧いただければと思います。
(検索 今戸焼 今戸神社 縁結び パワースポット ご利益 招き猫 発祥の地 丸〆猫 白井 半七 工房 販売 お守り 狛犬 土人形 郷土玩具
隅田川 浅草 江戸 おみやげ )
ご覧いただいてありがとうございます。出品している種類にもよりますが、出品先とか納めのお店によって店頭価格が違ってくるということは自分で作った人形とはいえ、どうにもなりません。今回のひな市は店頭価格の大体の設定は希望に近いものですが、お店によっては納めを低くしていてもその4倍5倍つけられたというケースもあったので第三者の眼からすると随分欲深な作者だと思われたりするのが困ります。また最近無断で他の職人さんにコピーを作らせてあたかも私の作品かのように店に出しているところもあり悲しい現実だと思っています。他の土人形の産地の価格についてどうこう言えませんが、福島や奈良の産地の価格についてものすごく良心的だな、と思います。自分が消費者の立場として拍手を送りたい感じです。結局手間仕事なので、手間のかさむものは比較的割高になると思います。自分の場合、ぴいぴいとかは手間がかかる部類ですし、一体単品の人形に比べて、2体一対とか3体一組のようなものは当然割高になってしまいます。あと案外小さな割に色の手数が多いものはひどく疲れます。生意気なようですが、思うところです。ご推量ください。