東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

夏モードへ

2010-05-03 20:08:19 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010350_2 連休に入って、やっとこの時期らしい天気が戻りました。水も冷たくないし粘土いじりにちょうどいい季節です。水簸もできるし、土練りもできるようになりました。そしていよいよ久しぶりの成形です。

ここの部屋、本当に狭いので、絵具いじりと土いじりは同時進行できないんです。広いアトリエがあったらいいのに。

泥絵の具や胡粉、染料にはつなぎとして膠を使います。膠は夏にはすぐ腐ってしまいやすいのと気圧のせいなのか、同じ量を混ぜても緩くなって使いにくいです。だから涼しい秋から冬にかけての季節が色塗りに向いています。

反対に土には水がつきものなので、冷たい季節はできなくはないけれど辛い。また乾きも悪いので夏場に向いていると思います。

これから暑くなってくると完全に夏モードで土いじりに専念となります。まだこの狭い部屋は冬モードの物や道具があってこれから片づけなければなりません。

窓を開けっ放しにしているので、今日はたくさんの猫さんたちがやってきました。茶ぶちさんも久しぶりにあがってきました。2007_0101_000000p1010347_2


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ネコを作っているからネコが寄ってくるのでしょう... (magg)
2010-05-04 00:04:46
真ん中に居る丸〆さんは見覚えがあります。早く育ってほしいです。

ところで型はどのように使うのですか?
カラカラ(中に入っている、音がするもの)はどのタイミングで入れるのですか?

イメージ:雌型(割り型)に薄い粘土を敷き詰めて、少し固くなったところでカラカラを放り込み、どべのようなものを挟み、2つの型を合わせる?

う~ん、抜けなさそうです。

返信する
maggさま (いまどき人形)
2010-05-04 07:38:44
コメントをいただき、ありがとうございます。
大正解。 おっしゃるとおりです。 私の場合、前後の2枚型に伸ばした粘土を指の腹で押してフィットさせる。型ずれのないように双方の型に凹凸の目安をつけてあるので、凸のあるほうを仰向けに置いて
このとき土玉を入れて、上から凹の目安の型を被せて体重をかける。小さなものだと5分くらいで、外せますが、大きなものだと肉厚ですから10分~15分置いてからはずす。こういう感じです。但し、maggさまも実際現物をご覧になられたかと思いますが、人形の種類によっては、底の部分が平なのと上げ底式になったいるのがありますね。上げ底式のは、割型の人形の底になる部分は穴があいているんです。2枚の型を合わせたら、指を下から入れて接合部に中側に補強用の粘土片を貼りつけ、指でならします。そのあと、土玉を入れて、伸ばした3枚目の粘土を底に当てて接合部を押してくっつける。こっちのほうが、抜き出すとき丈夫です。しかし、お手本となる昔の今戸人形それぞれの底の処理に合わせてやり方を変えています。 抜き出したらバリ取りをします。
抜きやすい型と抜きにくい型があって、先日の丸〆猫が抜きにくい部類ですね。何が原因かというと、
割り型の前後の境目が複雑だったり、前後の奥行きが深いものだと、粘土が型に貼りつきますから、なかなか抜けないのです。型がしっかり乾いていれば、そういうことも解消されますけど、、。
返信する

コメントを投稿