有坂与太郎著「おしゃぶり・東京篇」(昭和2年刊)掲載の丸〆猫背面の画像です。私がはじめて手がけた丸〆猫の型と同じです。ついで配色についてですが、私が手がけた際のお手本となった土人形の配色は「うなゐの友」の配色に似ていますし、この配色のものが一番ポピュラーだったのか、古い蒐集家の手に残っていることがあるようです。しかし、まったく同じ型で異なる配色のものも見ています。パターン①耳の部分は桃色で目は下まぶたを描かない。眉毛がある。首紐とよだれかけの縁は赤(紅色)。よだれかけの中は緑地に砂子を散らす。丸〆は赤(紅色)でなぞる。パターン②耳は赤(紅色)、目はまぶたを描かず眼点のみ。眉毛がある。首紐は赤(紅色)よだれかけの縁は黄土と群青をまぜたような緑。よだれかけの中は群青で胡粉で蛸足模様をつける。丸〆は群青でなぞる。
同じ型でもいくつもバリエーションがあったのかもしれません。作者がはっきりわかりませんが、尾張屋春吉翁作の土人形のような気もします。
丸〆猫に関する記事は①から⑭まであります。お時間ありましたら通してご覧くださると幸いです。
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