おはようございます。生き生き箕面通信2545(151229)をお届けします。
・日韓はこれで「最終的かつ不可逆的に解決された」のか
鳴り物いりの日韓外相会談は、これで日韓政府はまず大丈夫だそうです。まず、「完全かつ最終的に解決」されたのだから、もうゴールを動かすことにはならないのではないといえるのかもしれない。
しかし、とりわけ「挺対協」(韓国挺身隊問題対策協議会)では、12月26日に「少女像撤去が前提であれば、問題の解決は不可欠」と宣言しています。日韓両国政府が「解決済み」と強調しても、韓国のマスコミなどでは批判の声を上げる可能性はあります。
日本の政府が誠実に取り扱ってきたのは、事実でしょう。それでも日本政府に対する不信が抜けないのは、安倍政権が「韓国に対しては、あまり当てにせず、適当に付き合っていればいい」というのがあるのではないでしょうか。要するに、アメリカの勧告がなければ、いつまでも黙って放っておく気持ちが強いということでしょう。
アメリカ政府は、日韓政府の合意を「極めて強く歓迎する」といっています。つまり、韓国が中国から取り込まれないように気を配らなくてはならない。韓国では来年4月には大統領選挙があります。
それに、早く言ってしまえば、日本は10億円で「最終的かつ不可逆的に解決」を引き出したともいえるものです。