生き生き箕面通信

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2530 ・この大事な時に、日印「原子力」「新幹線」を合意――COP21の調印時に

2015-12-13 10:17:52 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2530(151213)をお届けします。

・この大事な時に、日印「原子力」「新幹線」を合意――COP21の調印時に

 安倍首相とインドのモディ首相は12日の日印首脳会談で、この二つの合意を内定しました。しかし、この二つは、いずれも先送りせざるを得なくしたもので、COP21に合わせ手っ取り早く調印したものです。

 たとえば。原子力だけでいえば、もし核実験を再開した場合など、どうするのか。また、新幹線でいえば、ムンバイからアメダバード間(約500キロ)の運賃を2300ルピー(約4200円)と想定しましたが、同区間を最安200ルピー(約360円)で乗車できるそうです。

 とりわけ原子力協定では、インドが核実験した場合について、「核開発については自国の権利」とするだけで、これまでの権利を変えていません。

 日印原子力協定では、日本政府は「インドが核実験すれば、協定を停止する」というが、インドは核実験を国際的に約束する包括的核実験禁止条約にも相手にしないという態度です。また、中国が核を放棄しない限り、NPT(核不拡散)に入るつもりもない。

 こんな無責任なやり方で「協定」をむすべば、日本のヒロシマ、ナガサキはどうなるのか。しかも、COP21で重大な「最終案」が決められようとしているときに、安倍政権は「かくするものぞ」という。