生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1118 ・来年の正解は、何んといっても「原発の全廃」ですよね

2011-12-31 06:57:10 | 日記
 
 おはようございます。明日から新年。新しい年へ期待を込めた1字を選ぶとしたら、「明」「望」「光」「進」「幸」などが浮かんできます。「明るい希望の光へむかって進み、幸せをつくりだす」ようにしたいものです。今年は1年、お付き合いをいただいてありがとうございました。新年が皆様にとって良い年となりますよう切に願わずにはおられません。
 生き生き箕面通信1118(111231)、今年の最終号をお届けします。

・来年の正解は、何んといっても「原発の全廃」ですよね

 「福島原発事故は収束しました」と宣言した「のダメ首相」は、世界中から「何をバカな」と一蹴され、ボコボコにされてしまいました。トップ・リーダーの幼稚な発言で、日本の信用を台なしにしてくれたわけです。

 沖縄の普天間基地の問題にしても、取り組み方はまるで幼稚。5歳児が「あめ玉(5倍に増やした一括交付金)を上げるから、作らせてよ」という程度の、やり方です。

 消費増税にしても、そんな難しいことに取り組もうとするなら当然踏むべき手順があるでしょうに、実際には財政が持たないからただ「上げさせてよ」というだけ。社会の成員の納得をできるだけ取りつけようとする真摯な努力がまるで見られない。「のダメ」さんは、もう少し政治的センスがあると思いましたが、国民の琴線に触れるような立ち居振る舞いがまったく見られません。財務省に取り込まれ、その操り人形に成り下がっているからです。

 TPP(環太平洋経済連携協定)は、日本の国柄を変えてしまうほどマイナスの影響をもたらすと多くの人が警鐘を鳴らしているにもかかわらず、「のダメ」さんを先頭に現在の政権の座にある人たちは、「国を開くTPPこそ日本の生きる道」と、ウソを振りまいて猪突しようとしています。これは暗礁に乗り上げた普天間問題の代わりに、TPPでアメリカさまのご機嫌をとり結ぶ、というやり方。かつて多様されたイヤな言葉ですが、「国を売る」行為そのものであり、売国奴とレッテルを貼ることができます。ノー天気な売国奴。どこか「1億総玉砕」という一見勇ましい、しかしその実、幼稚な精神構造が透けて見えます。

 日本の原発は来年の4月ごろには、原発54基すべてが止まる可能性があります。年明けの1月以降、順次止まり、最後の北海道電力泊原発3号基が4月末に停止の予定です。1966年(昭和41年)に日本原電の東海原発が営業運転を始め、本格的に日本が原発時代を迎えた80年代以降、初めての全原発停止となる可能性が出てきました。「のダメ首相」には、停止した原発は「再稼働させない」という決断をしてもらいたいものです。そうすれば少しは主権者からの支持率が上がるのではないでしょうか。

 というより、私たちの生きざまそのものが、年明けそうそうから問われことを意味します。次代の人たちに原発という負の遺産を残さないようにするためにも、停止中の原発を再稼働させないことが、必須です。そしてそれは、可能なはずです。全原発が止まっても、電力需要は何とかやりくり出来ることも証明したいですね。どうしても足りない分は、さらに節電して我慢する。大事なのは、全原発を動かさなくても、日本は乗り切ることを決意することだと思うのです。やれば、できる。成せば、成る。

 その覚悟と同時に、一生懸命に学ぶ必要を感じます。まだまだとても勉強が足りないと自分自身、反省しきりです。来年は、ハラをくくって日本の進路を選択しなければならない局面がしばしば訪れそうです。そのためにも勉強を続けます。そして、大晦日の今日にもハラをくくる。ハラをくくって新しい年を開く、となぜか独り力みかえっています。