水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「母のこと・342」

2012-07-21 18:02:53 | Weblog



病は一生に幾つも起こる。
何の為にに病があるのか?
生命の為。
単純に衰退の為にあるわけじゃない。
生命を本来の寿命に延ばす為にもある。

苦しみを伴うからといって、不要なモノではない。
苦しみから一段上がることもある。
一段下がることもある。
生命の変化を起こすキッカケとしてある。

ブッダでさえ、消化器系の病で旅立つのだ。
生命は変化する時のキッカケが必要なのだ。
だから病も生命の一面となる。
そして、最後の変化の為の病がある。
病は直接だけでなく、間接、事前にもある。
人の時間感覚だけで生命の変化は語れない。

母の昨年、一昨年。
そして昨年末の転倒。
今年の梅雨。
そして、猛暑を引き金とする。
その全てが(病名は付かないが)病だった。
最後の変化の為の、病だった。


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「母のこと・341」

2012-07-20 19:24:46 | Weblog



嘗てブッダが出家した原因。
人が避けられないモノとして「生老病死」がある。
その中の「病」が私にはシックリこなかった。
超優秀なブッダだもの、間違いではないのだろう。
だが「病」は人により避けられるのではないだろうか?
どうして一つの言葉の中に入れたのだろう?

この仕事を10年以上続けて、思ったことがある。
病は、避けられないかもしれない。
病は必ず出現するようだ、と気づきだした。
(この説明はとても大変なので、そのうちにしようと思う)
ブッダは、(当たり前だが)正しい事を言った。

そして今回、母を観ていて気づいたことがある。
「生老病死」は、一つのモノだ。
生・老・病・死は、それぞれの面だった。
その一つとは、「生命」そのもの。
(生きている)人の生命のことだった。
老(衰え)と病(怪我も病の一面)も同じモノ。
もちろん、成長と衰弱も同じモノだ。
そして・・・


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「母のこと・340」

2012-07-19 18:48:12 | Weblog



人と人の係わりは多重の意味を持っている。
その全てに気づけるほど、人は完成していない。
たった一つさえ気づけないのが普通だ。
人は、とても、未熟で欠陥品だ。
だから、この地球上で人として生まれてきた。

この世は、宝の山。
自と他。
人だけでない。
あらゆるモノが宝。
自も宝。
自と係わる全てが、宝。

その一つに身内がいる。
必ず、親がいる。
あるいは、いた。
そこには、多くの、多くの意味がある。
多くの、多くの、気づきがある。
だが、残念ながら、そのほとんどに気づかない。
それでも、少しだけ、気づく場合がある。
その、少しだけ、を体験する為に存在する自。

特に衰えを感じてきた、この一年。
私は生命の一面を見せていただいた。
見せてくれたのは、母だった。
生命の一面であり、生命そのものでもあった。
私には、アホな私には、天職を見つけた私には必要な一面でもあった。


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「母のこと・339」

2012-07-18 20:20:26 | Weblog



顔色がいい時は話もはずむ。
少しずつ慣らせば、庭先の畑仕事もできる、と希望が出てくる。
調子が悪いと、ベッドから起きない。
一日中、部屋から出てこない。
そういうことの繰り返しだった。

6月になり、梅雨時は調子が落ちる。
母だけでなく、病持ちはほとんど調子が落ちる。
湿気が病を重くするようだ。
多少調子の良い日もあるが、全体的に悪い日が多くなった。
食も細く、残すことが多くなった。

毎朝の氣功をしながら感じることがある。
やがてくる、この夏。
それを乗り越えれば、来年まで持つだろう。
寒さより、暑さの方が母には厳しく思えた。
そして、梅雨が明けた。


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「母のこと・338」

2012-07-17 19:56:07 | Weblog



山菜採りが好きな長兄と姉。
山から採ってきたばかりは他の葉などが混じる。
大きさなどもバラバラだ。
だから、始末をする。
グレードを整えるのだ。
母は、玄関先でそういう作業もするようになった。
順調だ。

生命力が少なくなると、日によって調子は大きく変わる。
厳しい状況のクライアントを長期で診るとよくわかる。
ほんの少しの気温や湿度、前日の無理などが大きく影響する。
健康人は、その差が少ないから通常は他人からはわからない。
この状態の母も、日によって大きく変わっていた。

調子がいいからと安心はできないのだ。
次の日は、うって変わって動けない場合がある。
だから、作業も控えめにしてもらう。
頑張ると、次の日は調子悪くなってしまうからだ。
この状態のリハビリは、とても気を使うのだ。


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「母のこと・337」

2012-07-16 18:58:45 | Weblog


今日の独善つぶやき・・・

今日、母の一年忌だった。
あれからちょうど一年経った。
このブログ「母のこと」も一年忌で完結するつもりだった。
だが、まだ書ききれなかった・・・
今日は身内だけで菩提寺の建明寺で法要した。


「母のこと・337」

それでも冬が抜ける頃、部屋から一人で出られるようになった。
調子の上下はあるが、風呂に一人で入れるようにもなった。
手すりにつかまりながらでも、歩けるようになってきた。
動けたら、とても喜ぶ。
だが、動けない時もある。

朝、私が母に治療に行く時、姉はスキー場へのアルバイトに出てる。
長兄も除雪や様子見に頻繁にきてくれてはいる。
それでも、昼間はほとんど一人だ。
食事や飲み物は用意して、不便の無いようにしているが一人が多い。
どうしても母の気力次第なのだ。

雪が消え春になる頃、徐々にではあるが、更に調子は良くなった。
朝私が行く頃、寝巻きから着替えていることが多くなった。
それで調子がわかる。
話や表情も明るいことが増えてきた。
大腿骨骨折による不調は、ほとんど無くなってきた。
全体的な衰えは感じるが・・・


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「母のこと・336」

2012-07-15 19:10:54 | Weblog



外は大雪。
ベッドで横になっても見られるように部屋にもテレビを買った。
小さな家だが、居間まで移動できないからだ。
だが、日中はできるだけ腰掛けて見るようにしてもらっている。
生命力、気力が落ち気味の人は、横になったままだと更に衰える。
横になったまま、何でも出来ると元気にはなれない。
少しの距離でも(気をつけて)動くようにしてもらう。

若い人でもリハビリは辛い。
気力の落ちた母は少しリハビリすると挫折する。
筋肉も気力も寝ていると簡単に落ちる。
辛いだろうが動かさないと、動けなくなる。
何とか奮い立たせて、口うるさくても、少しずつでも歩く練習だ。

あれほど気力は強い母だったのに。
根性は人一倍ある母だったのに。
簡単にあきらめるような母ではなかったのに。
身近で見てきた私や姉は母の急速な衰えを感じた。


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「母のこと・335」

2012-07-14 22:11:31 | Weblog



当初の母は気落ちして、少しウツ傾向があった。
自尊心がしっかりある母だ。
子供の手を借りてトイレをすることに大いに抵抗があったのだろう。
それ以外は下半身を動かさずに、安静状態にした。
動かさなければ痛みもない。

年齢が高いから回復も遅れると危惧した。
だが、さすがに昔の人だ。
病弱とはいえ、骨はしっかりしている。
予想より遥かに早く回復へと向かっていた。

転倒してから二週間目に2011年となった。
多少動かしても痛まないが、再転等されたら今度は入院だ。
更に慎重に、それでも、ゆっくり動けるようになった。
手すりにつかまり、部屋を少し移動できるようになった。
1月も終わる頃には、少しずつリハビリの準備に入った。
骨はしっかり、くっついたようだ。


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「母のこと・334」

2012-07-13 19:18:05 | Weblog



12月だった。
妹の命日だった。
兄、姉、私の家族が集まった。
母が玄関先で座っていた。
今、庭先で転んだという。
尻餅をついたという。

足の付け根が痛むようだ。
私は大腿骨骨折だと思った。
それは、当たっていた。
内側骨折で、ズレや出血はない。

動かさずに安静以外に方法がない。
長兄は入院をすすめた。
母は絶対に病院には行かない、と言った。
行ったら最後だと。
私は私の見解として、家で安静に一ヶ月。
姉も賛成し、兄も納得した。
母の性格では、入院したらボケてしまうだろう。

今年は、年初から母の足がおぼつかなくなった。
そのため廊下、トイレ、浴室と手すりを取り付けてある。
それをベッドから起きる、ドアを開ける用に部屋内にもつけた。
出来るだけ動かさないように、ポータブルトイレもベッド脇に置いた。
足を動かさないように、練習し、姉がサポートした。


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「母のこと・333」

2012-07-12 19:55:58 | Weblog



身内や親戚だけでなく、母を知る懐かしい人達が訪れる。
何年ぶり、十数年ぶりの人達も来てくれた。
もちろん地域の人達も何かと来てくれる。
畑を出来なくなった母に、それぞれ野菜などを持ってきてくれる。
そして昔話を楽しんでくれている。

姉も気さくな性格だし、陶芸工房が隣にある。
人が訪れるのは日常茶飯の家になった。
この年、家から出ない母には来てくれる人が多いのは有り難い。
私や姉は、それだけでもボケ防止になると喜んだ。
身内とはいえ、一日中話相手になるわけにもいかないのだ。

私はこういう雰囲気、状況から思うことがあった。
母のような状態を観ていると、どうしても「人生」を考える。
考えるというより、思ってしまう。
それも、最終章を感ぜずにはいられない。
社交的でない母に、やたらと人達が訪れる。
それぞれが意識しているわけではないが、自然と挨拶に来ているようだ。
そして、それは一年後に事実だったと知る。


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