水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「母のこと・346」

2012-07-25 20:14:41 | Weblog



バタバタとした時間が過ぎた。
直後の顔は口を少し開け、少し驚いたような表情だった。
それが、実に優しい笑顔に変わった。
とても、とても優しい笑顔なのだ。
「なに笑っているんだよ」と何度も声をかけた。

痛みと共の人生だった母が、完全に痛みと離れた。
だが、それだけの理由ではない。
人生を全うした満足の表情だった。
まいるよなぁ。
親にそういう顔されては、降参だ。
子の自分のだらしなさが浮き彫りになる。

子としては末の私が喪主となった。
多分、母もそれを望んでいるだろうという兄姉の意見だった。
17年間、ほとんど毎日治療した区切りの印だろう。
特に絆が強い母子ではない。
私は誰に対しても、絆の強さを求めない。
それが親や子であろうとも。
だから、いい関係でいられたのだろう。
だから、喪主として最良かもしれないと自分でも思った。
私より、他の兄姉の方が母への想いは強いと思う。


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