水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1239」

2017-04-06 19:01:43 | Weblog



カルテ番号 ろ・1(4)

小さな山だ。
麓まで車で15分。
そこにはコンビニがある。
更に10分も行けば、日帰り温泉もある。
水は中腹に湧き水がある。
洗濯以外は困らない。

ある日、水タンクに湧き水を汲んでいた。
水はその先の崖から下の沢に落ちている。
沢まで5・6メートルくらいだった。
ふと、沢に降りてみたくなった。
そして、途中で足を滑らせた。
下まで3メートルくらいだろう。
僅かな時間・・・のはずだった。

蠟山辰雄は時間がスローに感じた。
しかも、とてもゆっくりだった。
あまりにゆっくりなので、落ちている事を冷静に観られた。
また、落ちているのに、別な考えも浮かんでいた。
いつも考えていた自分の人生。
こんな人生でよかったのか?
いいわけがない。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
HP「気の空間・氣功療法院」検索
ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索 が読みやすい

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする