カルテ番号 つ・9(7)
津山雅仁は自分の能力を世の中に役立てる為に、研究所として立ち上げた。
ある時、経営者仲間の治療をした。
病院にも行っているが、どうやら難しい進行状態らしい。
治療といっても他の人から見れば手を当てるだけだ。
津山雅仁が2時間かけて治療した後から、とても調子がいい。
翌日の病院の検査数値は驚くほどの変化となっていた。
その出来事をきっかけに、津山雅仁は週刊誌にとりあげられた。
症状が改善された患者はマスコミ関係にも親交があったからだ。
更にテレビに出演となった。
翌日から、津山雅仁の小さな研究所の電話は鳴りっぱなしになった。
まだ解らない事だらけなのに、テレビや新聞や週刊誌の取材も押し寄せた。
週4日間の治療日は半年先まで満杯になった。
残りの日も講演やらセミナーやらで埋まってしまった。
自分では、もっとじっくり研究し学びたかったが、そんな時間は取れなくなった。
そして、噂はフラシーボ効果もあるのか、津山雅仁の評判はどんどん上がった。
スタッフもたちまち増えて、もはや会社として運営しなければならなくなった。
津山雅仁は時流に乗ってしまったのだ。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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