水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・224」

2014-05-29 19:07:26 | Weblog



カルテ番号 ち・3(8)

予約日の午前中、千葉亜紀本人が運転してきた。
あまり運転に慣れていないので、早めに出発して休み休み来たのだという。
笑顔でメモ帳を見せてくれた。
{運転、楽しかったよ}
「先生、本当にありがとうございます。
あの日から明るい娘に戻りました」
今回の母親は落ち着いていた。

考えてきたのだろう。
母親は挨拶すると、すぐに言った。
「先生、私はゆっくり近くの日帰り温泉を楽しんでいます。
帰りの時間頃に来ますので、よろしくお願いします。
それと、これは先生の分まである昼食用のサンドイッチと飲み物です」
自分がいない方が娘の為になる、と思っての言葉だった。
「はい、四時頃迎えに来て下さい」

千葉亜紀はジャージに着替え、メモ帳とボールペンを持ってマットに仰向けになった。
腹部を触るまでもなく、以前の固さはないようだ。
タオルケットをかけて、頭に手を当てる。
千葉亜紀は早速メモ帳に書いて見せた。
{眠ってしまう前に、少しお話いいですか?}
「もちろん、何でも好きなようにして下さい」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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