第十九章(2)
般若心経
何故、最後に「般若心経」と入れたのか?
題字に「摩詞般若波羅蜜多心経」と丁寧に書いたのだ。
蛇足にしてはシンプルだ。
それに、心経に蛇足は付けない。
呪の後に、たった四文字。
こういう事をするから、般若心経は謎めいている。
「空」や「無」の意味など、これに比べれば可愛いものだ。
ほとんどの訳者も素通りする。
だが、大般若経のエッセンスだ。
素通りできないだろう。
無駄はしない。
仕掛けはする。
イタズラもする。
せっかく仕掛けたイタズラなら、
何とか引っかかってやらにゃ~。
知らん振りは失礼だろう。
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