第二章(2)
観自在菩薩行深 般若波羅蜜多時
見えない世界を伝えるのは大変だ。
だから観世音を菩薩に例えるのはいい。
だけど意味が誤解になったのでは元を失う。
最初からつまずくなよなぁ。
ゲンちゃんは優しいから、心配りで観自在菩薩とした。
「自に在」る「観」の能力。
全てに在る「観」の存在。
観自在の言葉は意味があるのだ。
すると「観音」の意味が理解できる。
観自在は観音を活かす言葉だ。
仏教に限らず、優れた経典は例え話だ。
理解度によっては、そのまま受け取ってもいい。
だが、例えを解いていくと、更に面白いのだ。
優れたモノは優しくできている。
優しいモノは面白くできている。
経典がツマランと思うのは、伝え方が未熟だからだ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)